生きてる証しが欲しいから

第354話 目標をつくる

　おかえりなさい♡

　今日は水曜日なのでメッキ工場の仕事はお休みです。

　お天気は曇り。いつものように近所のベーカリーでパンを３個買い、１個おまけしてもらいました。昭和を思い出すパン屋さんで種類も豊富です。

　僕はいつも魚フライ、ハムサンド、ささみサラダを買います。おまけはソーセージフライをもらいました。牛乳を付けて７４０円です。

　外に出たのはこれだけで、後は家にいました。家にいて考えた事を書いていきましょう。

　それでは今日も【生きてる証しが欲しいから】始まります。

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【目標をつくる】

　兄の会社に勤めていた時は、日々目標にまい進していました。しかし精神障害の悪化で退職を余儀なくされました。

　僕はしばらくひきこもりになり、再起をかけタンポポを選びました。最初は週１日の通所でしたが、すぐに音を上げ辞めたいと言い出します。

　当時の支援センターの担当は瀬川さんです。

「辞めたければ辞めて良い。でも他に昇さんの合う施設は無い」と言われました。いつでも辞められると自分に言い聞かせ、４年以上お世話になる事になりました。

　タンポポでの目標は「生きる」というものです。

　一生懸命作業して生活のリズムが整ってきます。夜の１８時以降は家で過ごす事にしました。自分で門限を作ったのです。

　お金が無いのに煙草とアルコールが止められず、自己嫌悪に陥りました。しかしギャンブルと風俗をピタッと止められたのは自分でも驚いています。

　お金の無い恐怖は凄いと思います。

　タンポポはとても居心地が良いですが、苦手なメンバーも数名います。

　僕がタンポポを卒業しようと決めたのは、やはり工賃が安いからです。一か月平均、４万円くらい稼げます。

　これは障害者施設では破格です。一か月平均、１万円の工賃なんて珍しくありませんから。

　僕は次の目標を立てました。「生きる」から「生活する」へ。

　高齢者で精神障害者の僕に仕事の選択枠は無いと腹をくくりました。会社見学３社目で、今お世話になっているメッキ工場に巡り合いました。

　採用され、僕はすぐにメッキ工場での目標を立てました。毎月のお給料が８万円以上もらえるようにする事。タンポポの２倍です。

　時給千円で勤務時間３時間のスタートでした。

　週３日メッキ工場で仕事をして週２日タンポポに通所するという生活が１０カ月続きました。

　メッキ工場で頑張り、時給１，０５０円になり、週４日勤務になりました。１日５時間勤務です。

　これを機にタンポポは卒業。

　メッキ工場１本に絞りました。次のメッキ工場のお給料が８万円を超えたら、目標が達成されます。

　１２月２０日でメッキ工場に採用されて１年になります。早いですね。

　最終目標は１日あと１時間勤務を増やして６時間にする事です。でもこれはオマケみたいなものです。無理しないで様子を見て判断します。

　次の目標ですが、せっかくメッキ工場におせわになっているので、少しメッキについて勉強しようと考えています。

　営業に興味があるのです。

　２５年以上、お弁当の飛び込み営業をして来ましたから。おっと！これはハードルを上げ過ぎですね。まずは休まず、遅刻せず、通勤出来る様に節制していきましょう。

　今日もお仕事お疲れ様です。お話しはここまでです。

　次も笑顔で逢えますように……

　いってらっしゃい♡