第342話 タンポポ卒業

 おかえりなさい♡


 今日は1日中、曇り空で少し肌寒く、長袖の服を着て活動しました。


 秋がすぎるとすぐに冬になるのでしょうね。1年を通して1番メンタルを崩しやすいので気をつけます。


 今日も一生懸命に描いていきますので、どうか最後までお付き合い下さい。


 それでは【生きてる証しが欲しいから】始まります。


*~*~*


 今日はタンポポの最後の通所日でした。


 特別な事は何もありませんが、心を込めて作業をしたいと思います。通所メンバーは僕を入れて4名でした。


 水曜日なので共同事業の配達と廃油の回収があります。添乗メンバーが1名つくので工場内には3名が残りました。僕は工場に残り作業をしました。


 トラックの出る準備をして1日中サンプルを作りました。


 僕は最後の仕上げのシーラーと呼ばれる粉石鹸の入った、サンプルの袋の口を閉じる作業をしました。


 お昼休みになり、9月分の工賃をもらいました。


 勤務日数8日で19,425円でした。トラックの添乗があり、予想よりも多く稼げたと思います。これからお弁当代を2,340円支払いました。


 午前中に1名帰ったので午後はメンバー2名と職員2名の4名でサンプルの続きをしました。僕ともう1名は34歳の新人さんでした。


 あまりお話をする機会が無かったのですが、2人なので少しだけ話す事が出来ました。明るい性格で良い感じでした。タイミングが良ければ飲みに行っていたかもしれません。


 僕が今日、タンポポを卒業すると言うと驚いていました。


 僕がいなくても頑張ってくれるでしょう。そして14時に作業終了です。今日は平常作業なので、報酬は2,100円です。


 帰りはロッカーを空にして、綺麗に雑巾がけしました。10月分の工賃は11月10日以降に頂きに行く予定です。忘れ物はありません。


 最後に職員のみなさんに挨拶をして工場を後にしました。


****


 タンポポ卒業。


 まる4年ちょっと通所させてもらいました。


 人間関係の悪化で、2度退所寸前までいきましたが、なんとかこの日を迎える事ができました。僕が頑張ってメッキ工場の仕事に励めば、タンポポにも良い影響があると思います。


 タンポポでの楽しい思い出はたくさんあります。


 1番の出来事は、やはり「こころの元気プラス」という精神障害者を専門に扱う月刊誌のモデルに選ばれた事でしょう。タンポポの作業着を着て撮影に挑みました。今でもこの本は僕の宝物です。


 メンバーとの麻雀も楽しかったですね。金曜日のレクレーションも楽しく参加しました。横浜スタジアムにナイター観戦をしたのも楽しかったです。カクヨムを知ったのもタンポポの職員に聞いて始めました。


 たくさんの縁の積み重ねで今の僕がいます。


 お金をバンバン稼がなくても、幸せを感じながら生きる事が出来るのだと、55歳になった今、思うのです。タンポポを卒業しても、まだまだ僕の闘いは続いていきます。


 明日からメッキ工場の仕事1本になります。


 時間的には余裕ができると思いますので、小説を書いていきたいです。公開した時は是非読みに来て下さいね。


 今日も最後までお付き合いくださりありがとうございます。


 お話しはここまでです。


 どうか次もあなたの優しさをもらえますように……


 いってらっしゃい♡

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