第326話 逃げてる
おかえりなさい♡
もうすぐ夏も終わりになりますね。まだまだ暑い日が続くと思いますが熱中症に気をつけていきましょう。
それでは今日も【生きてる証しが欲しいから】始まります。
*~*~*
今日は月に一度のメンタルクリニックの診察日でした。
お天気は、晴れたり曇ったりでそんなに暑くはありませんでした。始発のバスに乗り、川崎駅から電車を2本乗り換え目的地の駅に到着です。
8時20分にメンタルクリニックに到着すると1人だけ先にいました。僕は2番目です。9時に整理券が配られました。
受付時間までドトールで朝食を食べて時間を潰します。
禁煙はまだ続いているので禁煙席で食べました。Bモーニングと単品でジャーマンドッグを注文しました。飲み物はアイスコーヒーです。660円でした。
煙草を吸わなくなり、喉と肺の痛みが無いのです。お金も使わなくなりました。 このまま禁煙を継続していきましょう。
9時45分から受付が開始されます。
まずは十文字さんの面接から。僕は単刀直入に話を切り出しました。
「8カ月メッキ工場で頑張りましたが、辞めようと思います。手の痛みが、日に日にひどくなり、力が入りません。これでは仕事になりません。1時間かかる通勤もきついです。メッキ工場の上司にはまだ相談していません。どう思いますか?」
十文字さんが答えます。
「昇さん、それって逃げだよね。本当に万策尽きるまで努力した?辞めるのは簡単だけど、今までの苦労が水の泡になるよね。上司に相談して配置変えとかできないの?もう少し努力しなよ。」
十文字さんの予想通りの答えに僕は言いました。
「メッキ工場もタンポポも辞めて家にひきこもります。貯金が無くなれば、今の部屋を出て施設にお世話になります。もう何もしたくありません。」
「ほら、やっぱり逃げてる。どう生きるかは昇さんの自由だけど、後から絶対に後悔するよ。あと何年も働け無いのだから、社会と繋がっていようよ。」
「わかりました。もう少し努力してみます。」
こうして十文字さんの面接が終わりました。
次は主治医の筑根先生の診察です。症状が安定しているのでお薬の変更はありません。診察が終わり診療代を支払いました。480円です。そして薬局へ。お薬代は980円でした。
帰りの電車に揺られ、川崎駅に着くと12時15分でした。
今日は18時から兄とその嫁さんと僕の3人で川崎の高級焼肉店で食事をします。特上カルビが1人前3千円くらいするお店ですが、予約無しでは入れない、超人気店なのです。
今年に入り、兄と会うのは今日が初めてです。
18時に待ち合わせなので、マンガネット館で時間を潰そうか考えましたが、やめました。それよりも家に1度帰り、カクヨムの更新をする事にしました。読みたい作品もありますのでゆっくりと過ごす事にしました。
前回の♡の応援は18個もいただきました。嬉しくて泣きました。
うぬぼれず、心を込めて1話1話大切に描いていきましょう。
****
逃げてる。
十文字さんの言う通りです。僕は確かに逃げているのです。
兄からの誘いで食事に行きますが、また僕の甘えが出てきそうです。1つだけ間違えてはいけないのは、もう兄の会社には戻れないと言う事です。
月給100万円の僕はもういないのです。
今の目標は、月に8万円稼ぐ事です。メッキ工場で努力すれば目標は達成されるのです。
でも半端なく手が痛むのです。
一昨日、F課長の面談があったのですが、10月から勤務日数を週1日増やす事がほぼ決まりました。これで手が痛むと言えば、せっかく勤務日数を増やせたのが、白紙に戻りそうです。
そして退職となるパターンでしょうか?
痛いのを我慢して、我慢して、我慢して、この有り様です。来週の月曜日はメッキ工場の仕事です。とりあえず、班長に手が痛まない、メッキの磨き方があるのか聞いてみます。
今日はお話が長くなりました。最後までお付き合いいただきありがとうございます。お話しはここまでです。
あなたの応援が僕を支えているのです。
どうか次もあなたの優しさをもらえますように……
いってらっしゃい♡
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