第227話 お別れ
お帰りなさい♡
不定期更新にしてから少し経ちましたね。
書くのに慣れてきました。最低でも週に2回は更新していこうと考えていますので、遊びに来て下さいね。大好きなあなたに、僕の想いが届くように心を込めて描いていきましょう。
それでは今日も【生きてる証しが欲しいから】始まります。
*~*~*
今日のタンポポは水曜日の共同事業の廃油の回収と配達が有りました。
ドライバーの職員と添乗メンバーが1名つきます。トラックに空のポリ缶の20ℓと10ℓを積み込みます。そして5かけの2を30ケース積みました。
これで準備完了です。
僕は今日、添乗メンバーでは無いので、工場に残り平常作業です。廃油をステンレス缶から黒いタンクに移動する作業です。この作業、身体が楽でとても簡単なので好きです。
終わると10分休憩を入れて、製品作りです。
1㌔の梱包作業でした。粉石鹸を1㌔、ビニール袋に入れて最後に紙袋に入れて完成です。僕の担当はホッパーでした。像の鼻を使い、粉石鹸の計量をします。
粉砕作業は施設長の指示で、例の逆ギレの男性が指名されました。必死にやりたくないと抵抗しますが、施設長に押し切られ渋々粉砕室に向かいました。
1㌔が終わると次は5かけの2を作りました。
5㌔の製品を2個、ダンボール箱に入れてテープで蓋をして完成です。60ケースとバラで20袋作りました。僕は引き続きホッパーでした。
粉砕が間に合わず、2度中断して違う作業になりました。2度目の10分休憩をとると、もう12時のお昼休みです。
お楽しみのお弁当はジャンボコロッケと豚ロース焼です。余りにも大きいコロッケで豚カツみたいだと思いました。味はまぁ普通のコロッケでした。美味しく残さず食べました。
食事が終わると、お待ちかねの9月分の工賃支給でした。
9月も祭日が多く、添乗も混合も少なかったのです。残業がほとんどありません。36,700円の工賃を頂きました。そこからお弁当代を4,680円支払いました。
残りの32,020円で1カ月過ごす事を目標にします。1日1,000円です。 就活、頑張ります。
午後の作業は石鹸の移動とチラシ折でした。1時間なので直ぐに終了の14時です。
平常作業なので報酬は2,100円です。
質素に過ごす事を真面目に考えないといけないと思いました。
♦♦♦♦
お別れ。
タンポポの最年少の男性が今週の金曜日をもって退所するそうです。
タンポポに入所したのは22歳の時だそうで、7年通い続けました。今年29歳になります。【生きてる証しが欲しいから】の21話でお話を書きました。
障害年金とタンポポの工賃だけの収入で一人暮らしをしています。やはりタンポポの工賃だけでは生活が成り立たず、アルバイトを始めるそうです。
少し頑固ですが、心が優しくてイケメンです。
僕は彼からたくさんの教えをもらいました。タンポポの作業もそうですが、その生き様は凄いです。親にも姉にも甘えず完全に自立して生きています。
特に金銭感覚を学びました。
お別れは寂しいですが、心から応援しています。タンポポからの卒業おめでとうございます。
お話はここまでです。
逢いに来てくれるあなたは僕の誇りです。
どうか次もあなたに逢えますように……
行ってらっしゃい♡
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます