第145話 小さな幸せの積み重ね

 お帰りなさい♡


 昨日のお話で、1万PVを越えました。


 1話1話コツコツと作り上げた結果と、遊びに来てくれるあなたの応援の成果です。素直に喜んでいます。ありがとうございます。


 これからも可愛がっていただける様に精進します。

 

 それではお話を始めましょう。


~~~~


 今日のタンポポは平常作業でした。


 トラックの回収作業がありましたが、僕はメンバーに選ばれませんでした。準備体操を終え、昨日回収した廃油の入った一斗缶をトラックから降ろす作業から始まりました。


 この日も通所メンバーが少なくて、僕を入れて5人だけです。添乗に2人出ますので、工場に残るのは3人です。


 添乗メンバーの2人は作業が早いので工場にいないのは痛いです。


 トラックが出発すると油空け缶潰しから始まりました。僕を含め、残った3人のメンバーはあまり作業が早くありません。潰す缶は130缶くらいでしょうか。職員が入り作業は淡々と進みます。


 10分休憩が入ります。


 タンポポでは普段2.8ℓ入りタンクの麦茶を用意してくれます。夏場になるともう1つスポーツドリンク入りの2.8ℓを用意してくれるのです。


 僕は500mlのペットボトルを、冷凍庫に入れカチカチに凍らせて飲んでいます。1時間もすれば氷が解けて丁度いい感じになります。それに麦茶やスポーツドリンクを入れて飲むのです。氷が解け切ってしまう前に、冷凍庫に入れておくとかき氷の様にシャキシャキになるのです。


 僕のささやかなお楽しみなのです。


 休憩が終わると、引き続き油空け缶潰しです。この時、1人メンバーが遅刻して来ました。助かりました。このメンバーは作業が早いです。加速する様に、バンバン缶を潰していきました。


 作業場は屋根が無いのでもろに太陽の日が当たります。とても暑くて大変でしたが、なんとか終わりました。


 この日は暑くて水分補給の時間を5分間、2度もらいました。助かります。


 次は製品作りです。キッチン&クリーンをやりました。粉石鹸を容器に入れ、蓋をする作業です。


 間に10分休憩が入ります。全部で160個くらい作りました。12時を過ぎましたが、切れの良い所で終わろうと言う事になりました。12時15分、午前中の作業が終了しました。


 午後は13時15分から作業になります。


 お腹が空きました。お弁当のメニューは豆腐ステーキの天ぷらと鯖の味噌焼でした。仮眠はしないで、水谷修さんの夜回り先生の本を読んでいました。とても心に響く良い本です。僕に出来る事は何か考えながら読みました。


 そして午後の作業です。


 メンバーが2人帰ってしまい、残ったのは僕とメンバー1人です。それでも職員が入り、作業が始まります。


 作ったキッチン&クリーンに2カ所ラベルを貼ります。5分休憩をはさみ、キッチン&クリーンのピッキングです。


 14時少し前に作業が終了しました。


 平常作業なので報酬は2,100円でした。明日も頑張りましょう。


♦♦♦♦


 小さな幸せの積み重ね。


 昨日、久し振りにアルコールを飲みませんでした。


 かわりに飲んだのは冷やした水道水です。ずっとペットボトルの水を買って飲んでいましたが、瀬川さんは水道水をガンガン飲んでいると聞き、僕も真似をしています。


 それと水道水で作った氷です。


 焼酎グラスに氷を入れて水道水を飲むのです。アルコールを飲まないのは苦になりません。むしろ土曜日のお楽しみが大きくなりました。


 ただ1日が長く感じます。


 それを小説を書く時間にあてたいと思います。


 今日は小さな幸せが幾つもありました。それはタンポポでの人間模様です。朝、木曜日にトラックの添乗が一緒になるメンバーに、キツイ部分のヘルプをお願いすると快く引き受けてくれました。幸せを感じました。


 お昼休みに職員のリーダーと、今週のレクで行くプロ野球の横浜対広島戦のお話をしました。タンポポの職員やメンバーは横浜ファンが多いので楽しみです。幸せを感じました。


 午後の作業で一緒になったメンバーは僕が唯一苦手な人なのですが、一生懸命に話しかけてくれました。彼も寂しいのでしょう。幸せを感じました。


 とても小さな幸せですが生きる希望が湧いて来ます。


 そして今日もあなたは僕に逢いに来てくれました。小さな幸せをコツコツと積み重ねていきましょう。


 それでは時間です。

 

 どうか明日もあなたが逢いに来てくれますように……


 行ってらっしゃい♡

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