第107話 タンポポとの出逢い

 お帰りなさい♡

 

 川崎は朝から雨が降りそうで降らないという、よく分からないお天気でした。鬱状態の時は、1歩も外に出る気がしません。


 僕は本当に、支援センターの瀬川さんに助けられたと思っています。僕が日の出屋を辞め、家に引きこもり状態の時、瀬川さんが担当になりました。


 まだ若く、結婚していて、ネアカな女性で、30歳くらいでしょうか。


 作業所を3カ所くらい一緒に見学して、タンポポに出逢いました。他の作業所は時給100円とか200円なのに対して、タンポポは1年通えば600円になるという、破格値でした。その分作業は力仕事が多く、とてもハードだと聞きました。


 川崎の作業所では、1番作業がきつく工賃が高いと、福祉の中では有名です。


 僕は本能的にタンポポを選びました。川崎で1番きついとは、どんな所なのか興味がありました。


 メンバーは全員、精神障害者です。


 不安がありましたが、通所してみると、メンバーはみんなとても優しく、職員も気にかけてくれ、マメに声をかけてもらいました。


 居心地が良いので、今年の夏で4年目になります。


 去年に2度、人間関係のもつれで辞めようと思いましたが、何とか続いています。


 瀬川さんとの関係も良好です。無理を言い、月に1度は僕の家に来て色々な相談にのってくれています。


 この出逢いが無ければ、僕は行き場を失っていましたので、自殺している可能性があります。


 自殺方法も決めていたのです。


 車の中で、大量の睡眠薬を飲んでの練炭自殺です。眠る様に死ねると何かで読みました。


 それでも今、なんとか生きています。これから素敵な縁があると信じて、あと1日生きてみようと想いながら過ごしているのです。


~~~~


 今日もお楽しみの、マンガネット館に行ってきました。


 朝ご飯に、アゼリアと呼ばれている地下街にある、パン屋で3個買い、マンガネット館に入りました。5時間コースで、前払い1,134円払いました。


 フリードリンクのアイスコーヒを2杯用意して、パンを食べながら、観る映画を選びます。


 「殺人ネット」という映画を観ました。ホラーなのでしょうか?携帯に殺人ネットというメールが届き、殺したい人の名を書いて、送信するとその人物が死ぬと言う内容でした。


 実際にどんどん人が死んでいくので、怖いと思いました。考える人は凄いですね。


 見終わると、アニメで日本昔ばなしを選びました。「ここほれわんわん」「一休さん」「鶴の恩返し」を観ました。童心に帰りました。


 アダルト系もちゃんとチェックしました。ランキングがあるので1位から観ました。僕にはもう縁が無いのでしょうね。良いんです、自分で慰めますので。


 時間になり、マンガネット館を出ると12時39分です。


 歩きまわる元気が無いので、夕食の材料を買いに川崎モアーズの地下2階に行きました。


 まずはお肉から。先週買った牛サーロインステーキが1,800円で売っています。先週は確か1,300円くらいでした。とても買う気になりません。


 お肉は諦め、お魚コーナーへ。ありました、中トロが。特売で1,080円です。美味しそうな中トロを選び、お会計を済ませます。


 あとは家に帰るだけです。


 マンガネット館で過ごす5時間て、結構ボリュームがあります。フリードリンクですし、穴場だと思います。


 体力がもう少しあれば、浅草の落語を見たいのですけど。



♥♥♥♥♥



 タンポポとの出逢いがあり、今の僕があります。


 タンポポの職員にカクヨムを教えてもらわなければ、あなたとの繋がりもありませんでした。


 お話を聴いてくれる事で、どれだけ僕の心が救われているでしょう。


 カクヨムの更新=生きる、なのです。


 お話を描いていると時間の経つのがとても早いです。今日のお話も、書き始めて、3時間になろうとしています。


 書いては考え、書いては考えの連続です。この書いて考える時が1番楽しいのです。


 あなたが逢いに来てくれるから、楽しいのです。誰も来なければ止めます。


 名残惜しいですがそろそろ終わりにしましょう。


 今日も最後までお付き合い頂き、感謝です。


 どうか明日もあなたが逢いに来てくれますように……♡


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