第32話 本末転倒
お帰りなさい♡
川崎は午前中から雨が降り出しています。寒くは無いのですが風が強くて傘をさすのが大変です。
あなたが来てくれるのをドキドキしながら待っていたのです。
そして今、貴重な時間を割いて逢いに来てくれました。とても嬉しいです。
僕の話を聞いてくれるのですね。
それでは今日も【生きてる証しが欲しいから】始めましょう。
♦♦♦♦
タンポポの作業は廃油の移動から始まりました。1階のタンクから2階のタンクに移動します。2階のタンクに廃油が印しの所まで来るのを椅子に座り見ているだけです。30分くらいかかります。
この作業は2人でやります。他のメンバーは5㎏の梱包作業をしていました。
10分休憩をはさみ、油あけ缶潰しです。
廃油の入った一斗缶をタンクにあけます。次に道具を使い、缶の蓋を取ります。そしてヘラを使い、底に沈んだ揚げ物のかすなどをかき出します。最後に底を斜めに切り口を入れ、足で平らになる様に踏みつけ完成です。
メンバーの中ではこの油あけ缶潰しが1番キツイと言う声が多いです。
次はサンプル作りで200個作りました。
ここで昼食タイムでした。
午後は「たんたん」でした。サンプルにチラシを付ける作業です。そして2時になるまでチラシ折でした。
平常作業なので3.5時間勤務で2,100円の報酬です。頂けるだけ有り難いですね。
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先日、地域支援センターの瀬川さんに言われた言葉が頭から離れません。4年も指導してもらうと僕の性格もわかるらしく、カクヨムの事で厳重に注意されました。
「龍神さん、あなたカクヨムの小説のネタ探しで就活しようとしていませんか?そんなの本末転倒ですよ。ユウチューバーなんて典型的でウケ狙いでドンドンエスカレートして潰れていくんです。カクヨムの受け狙い。違いますか?」
図星でした。
確かに僕はこの1ヶ月、カクヨムのネタ探しに没頭していたのです。頭から水を浴びさせられた感覚でした。
就活するのに勢いをつけたかった事もあります。
まだ瀬川さんの紹介をきちんとしていないと思いますが、若い女性で実名の使用を許可してくれています。結婚しています。とても可愛い方です。そして頭が切れます。
異性としては見ません。僕の先生なので。
「本末転倒」心に突き刺さりました。
誠実に就活するしかありませんね。
♦♦♦♦
僕の話を聴いてくれてありがとうございました。
間違いだらけのこの僕を支えてくれている事に感謝します。
明日はどんな日になるのでしょうか。あなたが来てくれると思うとワクワクします。この歳になっても新しい発見が多くある事に驚いています。
一緒に1歩1歩進んで行きましょう。
明日も逢いに来てくださいね♡
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