第30話 メンタルクリニック

 お帰りなさい♡


 川崎は今日も晴天で気持ちいいですよ。


 あなたに来てもらうと、僕のテンションが上がります。この時間をじっくりと味わう気持ちで進めていきましょう。


 それでは今日も【生きてる証しが欲しいから】始まります。




♦♦♦♦




 今日は月に1度のメンタルクリニックの診察日でした。始発のバスに乗り川崎駅から電車を2本乗り継いで行きます。


 クリニックに着いたのは午前8時でした。すでに1人待っていて、僕は2番目でした。整理券が9時から配られるので1時間はここで待ちます。


 煙草を吸ったり、本を読んで時間を潰します。


 1時間なんてあっという間です。整理券を配る時間になりました。8人はいるでしょうか。2番の券をもらいドトールでモーニングセットを注文して喫煙室で食べます。受付時間の9時45分までここでゆっくりします。


 時間になりクリニックに戻って受付を済ませます。


 十文字さんの面接から始まりますが、これは通院してくる人全員にはやりません。特別な理由のある人にだけ面接をします。


 僕が面接をするのは訳があります。


 僕の担当に十文字さんがなってからある警察沙汰に1度なった時があり、それは酷いものでした。その時に十文字さんに勧められ精神病院に入りました。


 僕は躁状態の時と鬱状態の時の差が異常に大きいのです。


 躁状態の僕は手がつけられません。世界一になるんだと社長の兄に宣言して本当に行動に移します。飛び込み営業をして面白いくらい取引が決まります。もう有頂天で、ここで「神様」が登場します。


 地球を守り人類を救うのだとか考えてしまうのです。神様はいろいろな信号を送り僕に指示を出します。


 こうなると即入院です。


 入院後、ふわふわした感じで躁状態が続きます。そして我に返り真っ逆さまで鬱状態に突入します。


 だいたい鬱状態のまま退院する事が多いですね。7回精神病院にお世話になっていますが回を重ねる事に酷くなっているみたいです。


 そして家に引きこもり、自殺願望が強くなります。ご飯も3日間くらい食べなくて、風呂にも入りません。


 本当に「狂っている」という自覚症状が出て絶望的な気持ちになります。この世から消えて無くなりたいと思います。


 この僕の症状を見極め、入院か否かを判断するのがプロの十文字さんです。


 僕の病名は統合失調突発障害です。


 普段は穏やかでもスイッチが入ると攻撃的になりますので。しかし暴力で迷惑をかけた事は1度もありません。


 僕にとって月に1度の面談は必要不可欠なのです。


 今日はカクヨムと就活の話で盛り上がりました。


 筑根先生との診察は薬についてでした。今飲んでいる朝の薬が効きすぎていて午前中眠くなるんですよね。少し調整をして頂きました。


  次の診察は4週間後です。


  穏やかな気持ちをキープしたいです。




♦♦♦♦




 今日も逢いに来てくれてとても嬉しいです。


 あなたの存在が日に日に大きくなっています。


 まだまだ僕の心があなたに届いていないのではと心配になりますが、それでも心を込めあなたにメッセージを送り続けます。


 最後まで読んでくれてありがとうございました。


 あしたもお待ちしています♡

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る