生きてる証しが欲しいから

２月の出来事

第1話 初めまして

　初めまして。

　僕はペンネームで龍神昇と名乗っている、53歳の男です。精神疾患を持ち今は福祉支援施設で作業しています。就労を目指しタンポポ（仮名）と呼ばれる作業所で毎日汗を流しています。

　時給は600円で1日の労働時間は3.5時間が基本で2100円稼ぐ事が出来ます。

　タンポポは就労で無い為、僕は今無職と言う事になります。障害者枠での就活中ですが53歳の精神障害者を受け入れてくれる会社はありません。

　障害年金とタンポポで頂ける4万円位の工賃でギリギリの生活をしています。

　地域活動支援センターの瀬川さんにお世話になりタンポポに通所する様になりました。僕の幼い頃の話を面白いと聞いてくれ、冗談で小説にしたらどうかと言う事になり【人間のカケラ】を書き下ろしました。

　書き終えるのに8カ月かかり、どこかで発表したいと思っていたところ知り合いにカクヨムの事を教えて貰い、投稿しました。

　連載をするにあたり♡の応援マークや☆のレビューを頂き、幸せを感じました。

　完結すると言い知れない達成感がありました。

　ジャンル別ランキングで週間６位にまで上がり思わず写メを撮っていました。

　僕は2作目を去年の1月から書き始めていて、４００字詰め原稿用紙360枚分まで書き、まだ終わりが見えない状態でした。

　瀬川さんに相談して２作目を見て貰うと、出て来る名称が詳細に書きすぎていて個人が特定できる恐れがありキチンと承諾を得なければいけないだろうと指摘されました。

　それから延々とネットの恐ろしさを語られ、僕もかなり書き換えなければいけないと感じました。

　カクヨムでも作者が被害を受けたと書いているモノがあり気をつけないといけないと思いました。僕自身が誹謗中傷を受けるのは構いませんが、関わっている人達が被害を受ける事は無い様にしなければなりません。

　準備していた新作を掲載するのを止め書き直す事にしました。その間に僕の日々闘っている出来事を、描いていこうと思います。

　このエッセイは【人間のカケラ】の続編の様な感じになります。

　53歳の精神障害者がいかにして就活していくのか？その闘いを綴ります。

　【生きてる証しが欲しいから】

　始まります。