第8話 学院で....

マリアは、起き上がり身体を動かす。

(昨日のせいでからだが痛いなー)


「光エネルギーの魔法かすごいな。」


嬉しそうに独り言をつぶやき、学院に向かう準備をした。

そしていつものようにクロエを呼んで学院に向かう。

教室につくと大体の生徒は来ていた。

クロエのせいで遅れたのだ。

マリアは急いで席につくとすぐに大きな袋持った担任が来て出席をとった。

「それじゃあ、今日は魔道具についての授業を行う。休み明けには課外授業をやるから自分の魔道具をしっかり用意しておくこと。」

バロンは大きな袋から魔道具らしきものをいくつか出した。


「課外授業の内容は、魔物の生息分布の把握と対処法だ。簡単にいうとだがな。」


笑い混じりに言う。


「そのために、魔道具を使うのだがまずは魔物について説明しておこう。

魔物とは、ごく普通にいる獣と見た目は大差ないが違うのは氣の量、そう生命エネルギーの量が多い個体が魔物と呼ぶ。」


黒板に書きながら続けた。


「特に危険なのは魔エネルギーを使用して自然エネルギーに変換してくる魔物だ。例えば、火を身体に纏い突進してくるイノシシ(通称ファイアボア)ボア種は火だけではないからそれをしっかり見極めて対処するようにこういった魔エネルギーからの変換は必ず1つの属性しか扱えないから観察するように。」


袋から出したものの一つを手に取り説明し始めた。


「基本、錬金術師はエンチャント付きの魔道具が無ければ戦闘は不可能だ。元々クラフター向きの術だからな。

自分にあった魔道具をしっかり選んで欲しい、魔道具は基本刃物の付いた剣やナイフなどが多いが杖なども存在するが扱いずらく使うものは少ない。」


そしてある程度説明終えると


「当日はこちらで3人で1パーティーで組ませてもらう。その3人でうまく対処してほしい。」


というと鐘がなる。

終礼の鐘だ。


「じゃあ、ここまでだ。しっかり魔道具を用意しておくこと。」

というと教室から出ていった。


クロエが近づく。


「今度の休み、マリー街に魔道具見に行こー。」


「クロエ持ってなかったの?」


「持ってないよー。」


「じゃあ、行こう!」


「明日起こしてー。」


「はーい。」


慣れたようにマリアは返事をしておいた。

その後、薬錬金術と歴史などの授業を受け。

放課後誰もいない実習場に行き、光魔法錬金術の練習を密かにした。

その後、寮に帰宅した。


マリアは今日のことを日記にまとめ。

薬錬金術での宿題をまとめベットに横になるとまぶたが重くなり、スヤスヤと眠りについた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る