第7話 魔法錬金術で....

マリアは【魔法錬金術】を読めるところを全部読み、本を閉じた。

すると本が蒼い炎に包めれる。

クロエも慌てて近づく。

「何が起きたの。」

「本を閉じたら火がついて燃えだしたの。」

本は勢いよく燃え上がる。

その蒼い炎は熱さはあまり感じず、灰も周りには飛ばさずに燃える。

そして徐々に炎は小さくなり、跡形も無く本は燃え尽きた。机には本の跡が少し残っていた。

「魔法書だったようね。」

クロエは燃え尽きた本のあった場所を軽く触れ静かに言った。

「悪魔書ではないわよね?」

「ううん、違うと思うわ。中身は元々少し焼けてて読めなかったわ。」

「そう、それならいいの。」


鐘の音がなる。


学院の下校を知らせる鐘の音だ。

2人は急いで本を戻し、燃えた本は秘密にすることにして寮に戻った。


マリアは寮の部屋に戻ると、図書館で読んだ。魔導書の事を思い出し、つい呪文を唱えてしまった。


「光を生み出し、光を纏おう。光魔法錬金硬。」


すると光りが手に纏い白く光り出す。

それともに身体が重くなり、力がでなくなってそのままベットに倒れ込んでしまった。

マリアは朝まで目が覚めなかった。


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