第8話狂いの協力者


エルサは狂の後ろをついていき訓練場についた

狂は魔法?を使いちょっとした段差をつくりそこに座った


狂「さて、時間もねえし早く終わらすか」


エルサ「……。」


狂「…んぁあ?あぁ、そうか座る場所がねえな」


狂が足で地面を叩くと狂と話せる距離で座れる椅子がつくられた


狂「お前は椅子の方がいいだろ?早く座れ」


エルサはおとなしく座った

訓練場は広い、その訓練場のど真ん中に2人でいるのだから異様だ


狂「…まぁ、べつにお前を呼んだ…あぁ……ついてこさせた理由は戦うためだけじゃねえ」


エルサ「………」


狂「嘘はいってねえぜ?俺は興味が湧いたんだ、無詠唱で魔法を発動させる、そんなことできるやつは今まででも20人ぐらいだ、それをお前の周りは普通のことだと思ってるんだ…おかしいだろ?で、だ、ここのやつらのことを少し調べてみたら無詠唱が珍しいことを皆に悟られぬようにしてまだ幼く貴族でもない無詠唱使いを捕まえて利用しようといってる。そんなこと俺が許さねえよ、俺もお前も一種の研究材料だ一緒にここを出ようぜ?いいだろ?」


エルサは考えたなぜ狂はそんなことを知っているのか、ここに来てなぜ性格が変わったのか、それ以前に研究材料とはなんだと


狂「信じれねえか?」


エルサは頷いた


狂「ああぁ…ん~…あぁ…どうしようか」


エルサ「……えぇと…」


狂「あ?」


エルサ「あのね、実は、友達と卒業したら冒険者になろうと約束してるんです。だから今すぐには無理です。」


狂「そいつもつれてきゃいいじゃねえか」


エルサ「アーネは貴族なの…」


狂「そういうことかぁ、…チッ…仕方がねえなぁ待っといてやる3年間だろ?後2年か待っといてやんよ」


エルサ「ありがとう。」


狂「さてと、言うこと言ったし。…。」


エルサ「っ!」


狂「始めようぜ?手加減してくれよ?」


狂はそう言って氷の剣をエルサに振るった

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