第3話こんな感じなのかな

エルサ「このスキルについてるON、OFFは常に発動するかどうかよね?」


???(ええ、そうよ)


エルサ「ありがと、しばらくは不自由なく使えると思うわ。それじゃね」





後5日で学校に行かなくてはならない、その前にある程度は加減などができるようにしたかった。

彼女はこんな能力を持ちながらも普通を目指したかったのだ。


エルサ「浮遊スキルかぁ」


エルサは夢があった空を、いや空と言わず地上でも10センチやそこらでも自由に浮いて移動をしたりすることを夢見ていた。それが今彼女は“自由”にできるのだ


エルサ「…飛びたい」


もちろん飛んでるところを見られれば大事だ。

この世界において空を飛べるのは限られた種族だけなのだ。(人間は飛べる手段がないので魔法で飛ぼうとしている、だが、どうやっても簡単な空中移動魔法しかできないので、飛行魔法は浮遊魔法と同じくくりで世界最大難問のひとつとされている)それを飛べない人間が飛んでいるとなれば質問攻めはもちろん、最悪自由を奪われる。

それは避けたかった。そして諦めた


エルサ「寝よう」

寝た。


後3日、事件が起きた珍しく町へと散歩に出た日、家族が皆殺されたのだ、これは三男の妻が企てたもので外から暗殺者を招いて殺させたのだ。

エルサとエルサの兄である三男のシェイド・バースは生かされていた(エルサは別に撃退はできたが)

シェイドは男爵となりバース家で一番偉くなった。だが、実質的には妻のハーマットが一番上に君臨する者となっていた。ハーマットはただただ貴族の名が欲しかった訳ではないその貴族家で一番の権力者になることだった。その事件はハーマットによって偽の情報を王に報せることとなった。そしてエルサは家の名バースを名乗るのを禁じられ、学校にはただのエルサとして行くことになり。


エルサ「…。」


家族の縁を完全に断ちきらされ

(王に報せた情報にはエルサ・バースは殺されたとなっている)

まだ3日前だが学校に行くこととなった。

学校には夕方についた、意外と早かったのは事件は朝に起きエルサが学校に向かったのは昼間だったからだ

そして試験より前に来る人用の部屋割りを見て自分の部屋へと行き何事もなく試験日になった。



試験は難なく終わり合格発表は明日となり部屋に戻……りたかったが誰かに声をかけられた。


アーネ「私はアーネ・フォン・ハイスですわ、貴方のお名前は?」


エルサ「エルサです。」


アーネ「へぇ、まぁ、別に話をしたいわけではありませんよ。部屋が隣だったものですから声をかけただけですわ。それでは、ごきげんよう♪」


アーネはそのまま去っていった

エルサは部屋に戻り寝た




~次の日~

エルサは合格した(すべての評価点は30点満天だ)

筆記試験から実技まで15点前後で学校には普通の子供として入った

アーネは実技が24点という高得点を出した(今までの実技の高得点は19点だった)将来苦はないだろうと先生の間では交わされている

…で、そのアーネが


アーネ「エルサとは格が違いましたわね。同じクラスになったのは驚きですわ。」


エルサ「ええ、そうね。同じクラスになったんだから仲良くしようね。」


アーネ「ええ、いいですわ。これから仲良くしていきましょう。」


実は筆記試験は評価点を高くとってもあまり意味はないがエルサは筆記試験だけは20点に達していた

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