6.水中世界

 水の中に住むとは、いかにも乙なものです。「酸素がないじゃないか!」とか言ってしまうやからは排除して、水中世界を楽しみたいものです。

 


 「水中の空間」

 水の中に住むためにはこれまた二種類の方法があります。そのひとつ目がこれです。まあ、差別はいけないので、先ほど排除してしまった人も、この妥協案で満足してもらいましょうか。

 海底にひそむむ、ドーム状の透明な物質で覆われた都市。それもSFチックで良いですね! ただし、都合よくそのような魔法の物質が見つかり、それを加工する高度な技術をもつ種族がいれば、の話です。

 変に話を難しくしないように、魔法や結界の力で水が都市に入ってこないようにした、という設定はどうでしょうか?

 そういえば「モンスターハンター:ワールド」では、陸珊瑚の台地というマップがありまして……、知らない方は見てみてください。その幻想的な風光に圧倒されますよ。無理に水の中に住まなくとも、地上でこのような場所を発見すれば、問題解決……ってことにはなりませんかね……?



 「水に生きる」

 魚や貝や海藻、水に生きる者たちは重力をそこまで気にせずに生きられて幸せそうです。私も一度は酸素供給装置やウェットスーツをもちいずに海を楽しみたい気があります。

 さて、最も海の中にきょを構えていそうな種族といえば、人魚でしょうか。彼女ら(人魚って女性だけです※1?)の魔法の建築や体質を研究していけば、人間も水中で生きられるかもしれませんし、彼女らが自分たちの都市に招待でもしてくれれば、そこに活路が見つかるかもしれません。

 とはいえ、人間が水中で息をできるようになっても、もう一つ問題があります。それは皮膚です。お風呂にちょびっと長い時間使っていただけで、指がふやけてきますよね。

 誰かは忘れてしまいましたが、(現実で)水中でどれだけの間生活できるか、という記録に挑戦した男性がいました。彼が挑戦を終えた一番の理由が、全身を「針で刺したような痛み」に襲われたからだろうです。なるほど。やはり人間は陸の生き物です。

 ならば、皮膚の厚い(そうな)ドワーフなら、その問題を克服できるかもしれませんね。水に生きるドワーフの作品。読んでみたいです。斬新さにあふれています。



まとめ:水中の集落を描写する場合には様々な問題が浮上してくるが、頭を悩ませたくないのであれば海の住民が住む町に招待してもらえば良い。当然ながら、水中は地上とはまた違った環境だから、建築も工夫しなくてはならない。


 ※1:人魚は、女性・男性の双方が世界の伝承で確認されるのですが、どちらかと言えば男性の方は「魚人」として描かれることが多いようです。デブにゃーちゃん 様(@T-dmgj)から情報を頂きました。ありがとうございます。


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