4.雪国

 「雪」とは何て幻想的な現象なのでしょう。擬音語である「しんしんと」という言葉は、世界で一番降雪にふさわしい言葉だと思っています。

 先人のすばらしさをほめちぎるのはこれくらいにしておいて、雪国の特徴に生きましょうか。



 〈雪害せつがい

 ここに生きるということは、つまりは「冬の豪雪ごうせつを中心に生きる」と同じといっても過言ではないでしょう。「森林」に生きる場合と基本は変わりません。薪や食料を用意して、冬をお腹一杯に暖かく過ごすのです。しかし、豪雪という雪害は、程度が違います。主な被害として、


 ・雪が積もり、行動が困難

 ・雪の重みで建築物が倒壊する

 ・雪解けにより水害が引き起こされる

 ・雪が太陽光を反射し、目を傷める。さらに、気温が上がりにくくなる


といったものがあります。それでも雪国に住む人々の気力には恐れ入ります。

 


 〈そして建築へ――〉

 日本では富山県などの「合掌造がっしょうづくり」が雪に対する建築設計で有名ですが、他には一体全体どのような建築があるのでしょうか?

 ゲーム「ドラゴンクエストⅧ」では、オークニスという町が出てきます。ここは豪雪地帯のど真ん中に位置しています。そこでは寒さや積雪対策の為に、なんと町のすべての建物が輪になって連なっているのです! なんという想像力! 元ネタがあったとしたら、その村落/町の知恵を分けてもらいたいものです。オークニスのような町は、ある程度建築の体系的知識がある文明にしか作れませんが、幸いファンタジーには困ったときの助っ人ドワーフが存在しますので、彼らに建築を担ってもらうという手もあります。


まとめ:美しい景色を作りだす雪も、塵も積もれば山となる。「豪雪地帯」に住むにはそれなりの知識が必要となる。建築技術もその一例だ。

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