ねこ無双 ~一騎当千の爽快ねこアクション~
雪白 瑚葉
ゲームスタート!/プロローグ
今日は私が楽しみにしていたゲームの新作発売日だ。
帰宅した私は息を切らしながらVRチェアに身体をうずめて、ひじ掛けのスイッチをオンにしてゲーム機の電源を入れる。
使い慣れた脳周波同期システム内蔵のヘッドマウントディスプレイを装着すると、VRディスプレイにはちょうどゲーム機の起動エフェクトが表示されていた。そして、程なくして私は現実での全身の感覚を失い、通いなれたメインメニュー世界に没入する。
メインメニュー世界にはいろいろなゲームアイコンが宙に浮かんでいて、プレイしたいゲームのアイコンを触れるとそのゲームが起動する仕組みだ。……あった!あらかじめダウンロードしておいた、あのゲームのアイコンが。
私は迷わずそのアイコンに手を触れてゲームを起動する。……と、初回ダウンロードがあるみたいでまだ起動には時間がかかりそうだ。
ゲームのタイトルは『ねこ無双 ~一騎当千の爽快ねこアクション~』。人気ゲーム会社の精鋭開発チーム「(・ω・)-force」が製作しているという。
なんでも、かなり作り込んだ超大作だということだけれど、なぜかゲーム内容はインターネットでもゲーム専門誌でも詳しい情報は非公開とされていた。よくメディアに露出しているそのゲーム会社の会長S氏は、「どのようなゲームかはプレイして確かめてみてほしい」とだけコメントしている。
そんな具合だから、インターネットの匿名掲示板では『ねこ無双』について様々な憶測が流れた。大方は製作したゲーム会社が猫を戦国武将に擬人化したキャラクターを扱っているから、その擬人化したキャラクターがわらわら出てくる敵を薙ぎ倒す爽快アクションゲームだろうという予想だ。私もそう思う。
まとめサイトなんかはまったく情報がないのに「【悲報】社運を賭けたゲーム、クソゲーだったwwww」なんて書きたてているけれど……と、ようやく初回ダウンロードが終わった。
ゲーム会社のロゴが表示され、ゲームが……起動する。
バンバンバンバン!
『ねこ無双 ~一騎当千の爽快ねこアクション~』
→プレイする
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885059705/episodes/1177354054885059735
→やめる(現実世界へ戻る)
巨大なタイトル文字が空から落下してきて、軽い震動が体に伝わってくるのを感じた。
さあ、いよいよプレイ開始だ。タイトル画面下の「プレイする」を触れば、ゲームを遊べるはず……。
(※注意)
続きを読む場合は、上の「プレイする」のアドレスから飛んでね!
この小説はゲームブック形式で進む予定なので、次の話には文中のリンクから飛んでいただくことになります。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます