記憶の深層
どうしたらいいのか
迷ってばかりで
結局、沈殿して
しずみこんで
どうやって息をしていたのか
分からなくなっちゃって
おかしいね
笑い方を忘れたの
話し方を忘れたの
あなたの声も、その顔も
ぜんぶ、ぜんぶ忘れて
どうしたらいいか
分からなくて
夢の見方を忘れたの
希望の意味を忘れたの
歩き方を
行くべき場所を
どこから来たのか
どこに行きたかったのか
ぜんぶ、全部忘れたの
なんとなく憶えてる
君の声色とか
手のひらの、ヒトヒラの温度とか
朧気な断片以外
ぜんぶ全部忘れて
どうしたらいいのか
迷ってばかりで
結局、沈殿して
しずみこんで
どうやって息をしていたのか
分からなくなっちゃって
おかしいね
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます