茜空



茜色の空

溶けてしまいそうで

消えしまいそうで

何もできなくて

何もないまま

転がり続けて


時間だけ浪費してる?


茜色に

空を染まって

なんとなく見上げて

あんな綺麗に

どうやったら色を塗れるんだろうかって

綺麗な君の後ろ姿を追いかけながら


夜闇に落ちて

見失う


茜空のような君が

影法師にさらわれて

あの日あの時の

眩しかった刹那が


全部、攫われて


茜空。

もう会えない。

さよならバイバイ。

叶うなら


あの日あの時の記憶

色褪せないで

攫わないで


ねぇ、茜空。

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