NS.

ノーザンライトフェニックス

第1話 N.N.E

へっ…くっしゅん…


静かな空間に突然くしゃみの音が響き、数秒後に何事もなかったのように平穏が支配した。


1人って寂しいなぁとしみじみ感じながらむくりと起き上がる。


時刻はまだ朝の6時

寒い季節は日が出るのが遅く空はまだ暗闇に包まれている。


寝ぼけ眼で冷蔵庫の前についた。

冷蔵庫を開け、常備してあるでかいコーラを掴む。



ぷしゅ…

炭酸の抜ける音を確認して


ごくっごくっごくっごくっ

(自粛)


つい噫気が出てしまった。

しかし、1人なのでまたぐびぐび飲みまた噫気をだした。

それを2.3度繰り返し

コーラを空にした。


窓から眺める浅草は

日が出ている時と違った

景色を眺めながら

コーラのキャップを閉めた。


その景色を眺めていると、

空が少しずつ明るくなった。


それを見て僕はそっと呟いた。


「…も……残……し………。」





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