愛しき過去の人
ガルガード
出会い
レギス視点
レギス 彼と出会ったのは本当に偶然………たまたま仕事の道具を買いに来ていた時に同じものを取ろうとしたのが彼だった………黒く少し伸びた髪に整った顔………バッチリ目が合ったが彼はすぐに逸らしてしまったが……その頬は少し赤かった
???「……すいません」
レギス「いえいえ………」
2人「…………」
相手は謝ってきたがどうしても同じものが欲しいのかその場から動かない
???「……あの」
レギス「?」
???「俺今日はそれ諦めて帰るんですが………今度一緒に食事に行きませんか」
余り人と話をしないのか言葉がごにょごにょ聞こえたがレギスには聞き取れた
レギス「お食事ですか?是非!これ私の連絡先です(*^^*)」
仕事の時の癖で食事に誘われるとすぐに食いついてしまうレギス
???「ありがとうございます………俺の連絡先です 休みが合えばいいんですが………」
レギス「合う時に行きましょう?休みの日がわかったら連絡しますね えっと………名前は?」
???「「スウェルタ」です そちらは?」
レギス「「レイ」です」
軽い自己紹介を終えた2人は渡された連絡先を携帯に登録
レギス あれ?「スウェルタ」ってどこかで聞いたことがあるような………
聞いたことがある気がするが肝心のいつだったかを忘れてしまい思い出せない
スウェルタ「レイさん」
レギス「あっタメ口でいいですよ 同い歳みたいですし」
スウェルタ「ならそちらも」
元々部下以外で敬語を嫌うレギスはスウェルタにタメ口で良いと言うと同じことを要求される
スウェルタ「仕事が忙しかったら電話来てても出れないかもしれない その時はかけ直す」
レギス「分かった」
スウェルタ「俺この後仕事だから」
そう言ってスウェルタはカゴに入っていたものを会計し早々と店を出ていく
レギス「…………」
レギス 同業者だ………スウェルタは………
店を出る時一瞬だけ見えた脇のホルスター………戦闘を主とする人は常に武器を所持しているのをレギスは知っている
レギス しかも同じ殺し屋の高ランク者………
少し話しただけでレギスはスウェルタの仕事上のランクを把握し脳裏に叩き込む
レギス でもあんなに整った顔をしているのに殺し屋………?
レギスはスウェルタの目の奥に光った悲しみを見てしまった………何故彼はあんなに悲しそうなのか……レギスは初対面の筈なのに初対面に感じない彼に違和感を覚える
レギス 何はともあれ今度会えるし………
そう思ってレギスはカゴに入れたものを会計しその店を後にした………
それがスウェルタとレギスの出会いだった
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