男子高校生だって少女漫画みたいな恋がしたい

茂由 茂子

第1話 彼女と男子高校生

第1話 彼女と男子高校生

自分の好きな人が自分のことを好きになる。そんな日々は、どれくらいキラキラと輝くものだろうか。


僕にとってそれは憧れでありつつも、自分のことを好きになってくれる人なんていない、と諦める世界でもある。


でも、そんな諦めかけた世界を少しだけ追体験できる。それが、少女漫画だ。


少女漫画はいい。


主人公の少女が、ただひたむきに好きな人へと気持ちを走らせて、甘ったるいようなだけどそれでいて炭酸のような爽快さもあるのだ。


僕にとって少女漫画は、教科書バイブルなのだ。


千尋ちひろ、また読んでいるの?」


僕は、少女漫画を読んでいる時に邪魔をされるのが好きじゃない。だから、学校で少女漫画を読む時は、誰にも邪魔をされないベランダで日向ぼっこをしながら読むと決めているのだ。


ベランダと聞くと人が集まりそうだが、空調の効いた教室の方が過ごしやすいため、冬も夏もベランダは閑散としている。


「ねえ、無視するの?」


1年生の時は良かった。


休み時間に、ベランダでブックカバーをつけた何かの本を読んでいる僕に話しかけてくる人なんて、いなかったからだ。


だけど、2年生になった今、煩わしい存在が僕を悩ませている。


「……なに。」


僕は少女漫画から目をそらさずに、その2文字だけ言葉を発した。


山崎蓬やまさきよもぎが僕を凝視していることは分かっているけれど、そちらを向いて話すことはできない。


だって彼女はキラキラだ。キラキラしたものばかり身に付けて、キラキラしたオーラを放っている。


彼女のことを幼い頃から知っているけれど、キラキラを直視するなんて、僕にはできない。それにもう、彼女とまともな会話を交わしたのも、数年前のことだ。


それなのに、2年生になって彼女と同じクラスになってから、僕がベランダに行って少女漫画を開くと、彼女はいつの間にか僕の隣に腰を下ろして、話しかけてくるのだ。僕の昼休みのペースは崩された。


「別になにも。何読んでるの?少女漫画?」


 本当に困る。唯一の僕の癒しの時間なのに。


「……。」


だから僕は何も答えずに、ひたすら少女漫画を読む。教室の中に戻れよってオーラを出しながら、ひたすら少女漫画を読む。


「よいしょっと。」


しかし僕のそんな思いは空しく、彼女は本格的に僕の隣に腰を下ろした。その距離僅か30㎝。肩なんか触れない。それが僕たちの距離なのだ。


「暑いなあ。」


5月の初夏の風は、もうすぐやってくる梅雨の気配を教えてくれる。まとわりつく湿気を含んだ空気が、僕らの肌に蒸気を浮かばせる。


「よくこんな暑いところで漫画を読んでいられるね。」


君だって、よくこんな僕にまとわりついていられるね。


彼女が僕にまとわりつくようになってから、僕はまともな返事をしたことはほとんどない。それなのに彼女は毎日、こうして僕との昼休みを過ごす。


僕にはそれが不思議でならない。


だって彼女の周りには、いつも笑顔が溢れているからだ。


彼女の周りには、彼女と同じようにキラキラした人たちが集まる。スマホのカバーはラメで彩られているし、耳や首につけているアクセサリーも素肌によく映えている。髪の毛だって、決められた色から逸脱している。


僕には、そのすべてがない。


学校で決められたものから1つも逸脱していないし、キラキラの友達だっていない。


昼休みだけではなく、普通の休み時間も1人だし、体育の時に2人1組なんて言われても困る。自分で予習・復習をして、教科書は忘れないようにしないと、物の貸し借りができる人はいない。


だから、憧れるのかもしれない、少女漫画の世界のような恋がしてみたいと。


「千尋、そろそろ教室に入ろう。もうすぐ予鈴が鳴るよ。」

「……うん。」


僕の隣でスマホを見ていた彼女が、昼休みの終わる時間を教えてくれる。彼女と昼休みを過ごすようになってから、これだけは利点だと思っている。






僕の頭の中は、少女漫画的な妄想でいっぱいだ。


例えば、何気ない放課後の帰り道だ。僕の頭の中では自転車の後ろに可愛い彼女を乗せて、ちょっと遠回りした道を選んで彼女を家まで送り届ける。もしくは、歩いている彼女の隣には、自転車を押しながら歩く僕がいるのだ。


まあ、現実の僕は、ただ一人で自転車を漕いでいるだけだけど。


「千尋。来月のシフト、出しておいてくれ。」

「分かりました。」


少女漫画が好きだからといって、何も僕は四六時中少女漫画の世界に浸っているわけではない。


高校生になってから、バイトを始めた。理由は、入りたい部活もなかったし、学校が終わってから暇を持て余すのも、なんだかもったいない気がしたからだ。


……というのはもちろん建前で。


本当のことを言うと、バイトさえ始めれば何かが変えられるかなって思った。


実際には、バイトを始めたことで手にできるお金の量が変わったし、出会う人の数も変わったけど、ヘタレな自分の性格までは変えられなかった。


だから、バイトを始めてもうすぐ1年になるけれど、少女漫画的なイベントは1度も起こっていない。


しかも、選んだバイトが良くなかったのかもしれない。あまり接客をしなくて良いかと思って、本屋のバイトを始めた。


確かに、接客はしなくていい。都会の本屋でもないから、レジが混むこともほとんどない。だからその分、レジへの人員を割かなくてよいため、他のバイトの人と一緒のシフトになることがない。


一緒のシフトになるのは専ら社員の人ばかりで、少女漫画的ラブイベントが起こるはずもない。本を買いに来ているお客さんは中高年ばかりだから、声をかけられるなんてこともあるはずがない。


バイト先の選択肢を完全に間違えた。


「お疲れ様でした。」

「お疲れ。」


事務所でバイトのシフトを作成している店長に声をかけて、僕は店員専用口から外へと出た。専用口のすぐそばに置いている自転車のロックを解除してサドルを跨ぐ。


僕の働いている本屋は22時に店が閉まるため、バイトの日はラストまで働くのがほとんどだ。


自転車を飛ばして、暗い夜道を横切る。今日は、バイトに入る前に学校で予習を終わらせてきたから、お風呂に入って寝るだけだ。


家に着いて玄関の脇に自転車を止めていると、隣の家の門が開く音がした。


「千尋。今、帰りなの?」


山崎蓬だった。彼女は幼い頃から僕の家の隣に住んでいるのだ。だが、僕が憧れるような少女漫画的な関係は僕たちにはない。


もちろん、幼い頃はよく一緒に遊んだ。


しかし、小学4年生くらいの頃から、彼女は女の子の友達とよく遊ぶようになって、どちらからともなく一緒に遊ばなくなった。中学に入った頃には、彼女とどんな風に会話していたのか思い出せなくなり、僕たちはただ家が隣なだけの同級生になった。


「うん。」

「お疲れ様。これ、よかったら食べてよ。」


彼女が我が家の門越しに差しだしてきたのは、小さなショップ袋だった。


中に何が入っているのかよく分からないけれど、そのショップ袋は女の子に人気のある店のものだというのは、分かる。クラスの女の子が同じようなショップ袋を持っているのを、よく見かけるからだ。


「なに?」

「バナナチョコクレープ。作りすぎちゃったの。好きでしょ?」


小さい頃のことを、よく覚えているなあなんて思った。


「ありがとう。」

「うん。」


バナナチョコクレープに目がない僕は、遠慮なくいただくことにして、そのショップ袋を受け取った。手にした瞬間から、クレープ生地の匂いとバナバチョコの甘い香りが、僕の鼻をくすぐる。


「じゃあまた、明日。学校でね。おやすみ。」

「おやすみ。」


お風呂上りだったのだろうか。久しぶりにすっぴんの彼女を見た気がする。


彼女が家に入る音を聞いてから僕も家に入ると、お風呂に入る前にバナナチョコクレープをいただくことにした。バイトの前に軽くパンを食べていたけれど、働いたからお腹が空いていた。


ショップ袋を開けると、ラップにくるまれたバナナチョコクレープが2つと、小さなカードが入っていることに気が付いた。なんだろう。


僕はバナナチョコクレープよりも先に、そのカードを手に取った。名刺くらいのサイズのカードには「バイトお疲れ様。よかったらオススメの少女漫画を教えて。」と書いてあった。


「彼女はこんな字を書くのか」と思った。女の子らしい丸文字だ。


なぜ突然、バナナチョコクレープなんかを僕に寄こしたのかと思えば。彼女はきっちりとそれに見合うだけの報酬を僕に求めていたのだ。


「まあ、仕方ないか。」


これだけ美味しいチョコバナナクレープをもらったのだから、仕方がない。


僕は、理由もなく彼女に少女漫画を教えるわけではない。チョコバナナクレープをもらったから、少女漫画を教えるのだ。つまり、正当な理由があるのだ。


僕はチョコバナナクレープを頬張って、上がりそうになる口端をごまかした。






さて、どうしたものか。しかし、なぜ学校に着くまで気が付かなかったのだろうか。


自慢じゃないが、僕は高校生になってからまともに女の子と会話した記憶がない。別に、女の子と話すのに緊張するからではない。だから、女の子と話す機会があるときは、普通に話す。


だけど、自分から女の子と雑談をしたことはない。


だから僕は、このミッションは難しすぎると思った。山崎蓬に気軽に話しかけて、オススメの少女漫画を渡すなど、不自然極まりないと思った。


いや、やろうと思ったらできるのだ。


しかし、周りの目はどうだろうか。なぜ彼女が突然、僕に話しかけられているのかを理解できないだろうし、僕が何かを渡すことによって、何を渡されたのかと気になるだろう。


そうすると、僕が少女漫画を彼女に渡したことは、クラス中に広まる。せっかくブックカバーをして少女漫画を読んでいる僕の努力が水の泡だ。


……なぜ、学校に持ってきてしまったのか。


せっかく家が隣同士なのだから、彼女の家のポストに入れても良かったし、彼女の母親に渡しても良かったのだ。


仕方がない。昼休み、もし彼女がベランダに来たら、その時に渡すことにしよう。


しかし、こういう時ほど事態はうまくいかないものだ。イレギュラーなことをしようとした時には、必ずイレギュラーなことが起こる。


別にそれは、僕がイレギュラーなことをしようとしたことと、直接的な因果関係があるわけではないけれど、何かしら引き寄せているのではないかと、思わざるをえない。


どういうことかというと、とどのつまり、彼女は昼休みにベランダに来なかったのだ。


その予兆は、昼休みになる前から訪れていた。むしろ、朝からその予告編が流れていたといっても過言ではない。


彼女は今日ずっと、机の上にからだを突っ伏しているのだ。


初めは、具合が悪いのかなと思ったけれど、どうやらそうではないらしい。ただ、寝ているのだ。


彼女の友達の1人が、一度だけ彼女を起こしたら、「昨日、全然眠れなかったから」とだけ言うと、彼女はまた机に上半身を突っ伏して寝てしまったのだ。


昼休みも、彼女はずっと寝ていた。だから、ベランダに来なかったのだ。


さて、どうしようか。家に帰って渡しに行ってもいいのだが、彼女の家のインターホンを随分長い間押していないことを思い出すと、それも気恥ずかしい気がした。


彼女の居眠りは、放課後まで続いた。


彼女の友達は、寝ている彼女に声をかけて、みんな帰って行った。クラスの生徒も、放課後は忙しいらしく、HRが終わって15分もすると、寝ている彼女ともたもたと帰る準備をしている僕以外は、教室に誰もいなくなった。


なんだ。こっちの方が、好都合じゃないか。


僕は、教室に本当に誰もいなくなったかを確認すると、寝ている彼女の席へと近づいた。窓際の彼女の席は、放課後の西日が差し込んで、少しだけ眩しい。


「僕も帰るね。」


鞄から昨日渡されたショップ袋を取り出すと、寝ている彼女の机の端にそれを置いた。中には、オススメの少女漫画を1冊入れてある。


本当は、10冊くらいに絞るのも大変だったけれど、少女漫画初心者の彼女にいきなり10冊は厳しいだろうと思った。それで、1番のお気に入りを選んだのだ。短編集だから、彼女もきっと読みやすいだろう。


西日が傾くと、5月の教室はまだ少しだけ寒い。


僕は、彼女が脱いでいたブレザーを肩にかけると、そっと教室を出た。


こんな時、少女漫画の展開だったら、ここで彼女は目を覚ます。そして、僕の置いた小さなショップ袋に気が付くのだ。


あのショップ袋の中に入れておいたのは、オススメの1冊だけではない。「クレープ、美味しかった。ありがとう」と書いたメッセージカードを入れているのだ。


それに気づいた彼女は、僕を追って教室を飛び出す。そして、自転車で帰ろうとした僕の背中に呼び掛けるのだ。


……まあ、実際にそんなことが起きるはずもなく。きっと彼女は、僕が帰ったずっと後に目を覚まして、ショップ袋を持ち帰るのだろう。


こんな妄想ができただけでも楽しい。今日は家に帰ったら、全力疾走をして好きな人の元へと急ぐ主人公の漫画を読みたい気分だ。


駐輪場に着くと、自転車の鍵を鞄から取り出して、自転車のロックを解除する。駐輪場には、もう部活生のものであろう自転車しか止まっていない。そのため、誰もいない駐輪場には僕が自転車のスタンドを蹴る音が大きく響いた。


「千尋、待って!」


だけど、響いたのはそれだけじゃなかった。


驚いて後ろを振り向くと、鞄やブレザーやショップ袋を無造作に抱えてこちらへと走ってくる山崎蓬の姿が見えた。ぐんぐんと僕の方へと近づいてくる。


その様子に、僕は思わず見とれた。


「ち、千尋っ。これ、ありがとう!」


彼女は肩で息をしながら、僕にショップ袋を見せた。よほど慌てて走ってきたのか、彼女は呼吸を整えるために、何度も大きく息を吸ったり吐いたりしている。


「大丈夫?」


僕は心配になって、動かそうとしていた自転車のスタンドを立てて、彼女に近づいた。


「だ、大丈夫。ちょっと急いだだけだから。」


彼女は、両手を両膝につけて、肩を大きく震わせている。


「そんなに急がなくても良かったのに。」

「だって、せっかく千尋が。」

「明日でもいいでしょ。」


僕がそう言うと、彼女は頭を横に振った。そして、大きく唾を飲み込む音が聞こえる。


「今日じゃなきゃ、ダメって直感的に思ったの。」


呼吸が整ったらしい彼女は、真っ直ぐに僕の目を見てそう言った。


「え。僕、死ぬの?」

「違う。そういう話じゃない。」

「じゃあ、どういう話なの?」


少女漫画的な展開だったら、ここで僕は告白されるだろう。しかし生憎、僕が彼女に告白されるだけの理由を持ち合わせていない。


「千尋って、少女漫画みたいな恋をしてみたいって、言ってたじゃない。それって、今でも思ってることなの?」


彼女にそう聞かれて僕は驚いた。僕はこれまで、人目に付かないように少女漫画を読んできたから、そんな話を彼女にしたことがあっただろうか。


「そんなこと、言ったことあるっけ?」

「あるよ。小学生の頃。」


小学生の頃……そうだ。僕が、少女漫画にハマり始めた頃の話だ。彼女に、「なんでそんなにハマったの。」と聞かれたことがあった。その時に、「少女漫画みたいな恋ができたら素敵だ」という話をしたのだ。


その後、そのことを彼女がクラスで喋ってしまい、僕は男の子にからかわれた苦い思い出がある。


「……まあ、できたらいいなって思っているよ。」


男子高校生が少女漫画にハマって、少女漫画みたいな恋をしてみたいと思っていることは、少しだけおかしいのかもしれない。だけど、少女漫画で描かれている恋は、どれもまっすぐでどれも純粋でどれも僕の心を打ちぬいていくのだ。

 

だけどきっと、こんな憧れを彼女に理解することはできないだろう。だって彼女は黙っていたって、キラキラの世界にいるのだから。


「じゃあ、私としよう。」

「え?なにを?」

「少女漫画みたいな恋。私、千尋のことが好き。だから千尋が少女漫画みたいな恋をするときは、相手が私であってほしい。」


僕に、こんなことが起きてもいいのだろうか。ただ憧れるばかりで、こんな少女漫画のような展開が、僕に訪れるなんて本気で思ったことはなかった。


それに、冗談ならよしてほしい。少女漫画を馬鹿にされて平然とできるほど、僕の心は無敵ではないのだ。誰だって、自分の好きなものを嗤われるのは嫌なことだろう。


「本気?」

「うん。」


彼女が本気かどうか分からないため、少しでもその真意を探ろうと彼女を真っ直ぐに見据える。


彼女を見ると、ほっぺたは赤く染まっていた。唇は、今にも泣き出しそうなほど、不自然に歪んでいる。両手はかすかに震えているし、小刻みに震えている膝は、立っているのがやっとという状態だ。


……ああ、なんて愛おしいのだろうか。


こんな彼女を見ただけで、可愛いとか好きだなとか思う自分は、ばかげている。ちょっと好きと言われたくらいで好きになるなんて、彼女にとっても失礼な話だ。


だけど、恋をする瞬間なんて、自分では選べない。だから、彼女と付き合うかどうかは、自分の良心に従うしかないのだ。


「……正直な話、こうやって告白されて付き合うのってどうかと思うし、ただ舞い上がってるだけなんじゃないのかと自分でも思う。」


他の女の子に告白される自分を想像する。その時にも、こんな気持ちになるだろうか。それとも、山崎蓬だけだろうか。そう考えたら、答えは自然にでた。


「山崎さんさえ良ければ、僕と付き合ってほしい。」

「えっ。いいの?」

「うん。」


どうせ少女漫画みたいな恋をするなら、山崎蓬としたいと思ったのだ。


一瞬だけ、もし別れたら気まずいななんてことも過った。けれど、勇気を出して飛び越えてきてくれた彼女を前に、別れることを気にするのは、誠実でない気がした。


「じゃ、じゃあ。今から私は、千尋の彼女ってことでいいのね?」

「うん。じゃあ早速、少女漫画的なことをしてもいい?」

「なに?」

「一緒に帰ろう。」


二人乗りは危ないから、僕は自転車を押して山崎さんの隣を歩くことにした。


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