第3話

 デリントン 青沼は、ストレス発散の為にも痛み止めの為にも、トラッブゲームがしたく成ってきていた~。 ふへへへへ~。

また、やりたく、やりたく~成った~。

ふっ。 ( エサをまくか~ )


「つまらね~、何か儲かる事をないかな~・・・・・・!?」

お酒を呑み切り、ガラスビンをストレス発散がてらにコンクリートの壁に思いっ切り投げて割った。 ガシャーン・・・。

タバコを口に持っていき、吸い込む・・・。 吹き出す、煙が小宇宙が宙を舞う・・・・・・。


住み慣れたマンションのドアの鍵を開け、中に入った。 鍵を掛ける。 ホッとひと安心する時でもあった。180 度転換して部屋への一歩を踏み出そうとした。

「え・ら・ば・れ・た」

「えっ、!?・・・・・・何なんだ!?」

辺りを見渡して確認をする。

 

 座り心地のいい長い座椅子にドサッと座り込んだ。

「いつも平凡な毎日だよな~、何かドキドキ、ハラハラするような事を起こらないかな~・・・・・・傲慢な女を無理やりヤリタイ」

薄暗い所や危険領域に足を踏み込んで冒険してみたく成る。


「何かスリリングな事ないかな~、また~・・・・・・」

アルコールや妄想や幻覚に酔っていて過去の事や予想する未来や夢やバーチャルワールドが繰り返される。 ふと脳の中で何者かに誘われた。

「来いよ~・・・・・・!?」

「ゲームしようぜ・・・・・・!?」


いつからか大きめのハエが、部屋を回り始めた。

気に成り、目で追って行く・・・・・・。

酔っているのか!? 音だけは、するが、目で追えなく成ってきていた、ハエが時間と共に増えていく!?

気がつくと後ろでハエが騒いでいる感じがした。


戸が少し開いていた。

扉をしめようと取っ手に手を掛けて閉めようとした。

その瞬間に多くのハエが止まったタダレた手に手を掴まれた。

「ツ~・カ・マ・エ・タ!? ゲームをしようぜ・・・・・・!?」

かん高い声と低い声が入り混じった声にビックリ!?した。

聞こえた、その直後、デリントン 青沼は、何処だか分からない異世界に飛ばされて行った。

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