感謝
あとがき 1
これで我が家の極道人生は終止符を打ちました!
父が事務所を閉める時に我が家に持って来た組の看板は後日母が組に返しました
我が家にはもう必要の無い物ですからね
残っていた若い衆達も父の死後それぞれ散って行き組に残った者はいなくなりました
父は決してカッコイイ人生ではありませんでした
極道と言っても小さな組の組長どまり
絶対に手を出してはいけない
人生の三分の二は薬漬けで
結局自分の身体もボロボロにしてしまった…
やりたい放題だった人生
でも…義理人情には弱く困っている人を見ると声を掛けずにはいられないお節介な所もあり
チョッピリ良い所もあったかな?
これで私が幼い頃に亡くなっていたら
「ざまぁみろ」
と 間違いなく思ったでしょう
年月が過ぎ…
段々と歳をとり…
少し丸みが出て来た父
私も大人になり
父との触れ合いも多くなり
ようやく 父の事を
「チョイ抜けてて可愛いぃ所もあるかも?」
と 思える様になった頃の 死 でしたから…
父の 死を
「悲しい」
と 受け止める事が出来たのだと思います
父の人生は本当に幸せだったと私は今心からそう思います
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