入滅
極道 2
次の日の朝…
父は元気になっていた
モルヒネの効き目は抜群だった
医者から
「モルヒネを打つと意識がもうろうとなったり うわ言を言ったりするかもしれません」
と 言われていた…が…
父はそんな事は全くなかった
元気全開だ
麻薬系には体が慣れているからなのか?
そして…
治療の為外泊がダメになったと父に説明した母
父「医者の野郎ふざけやがって外泊すると一日分の入院費が損すると思って夕飯に薬でも盛ったんじゃねぇか?」
と…ふざけて見せる…が…
内心は メチャメチャ落ち込んでるに
違いない
その日から父はモルヒネの抜群の効きめに溺れていった
少しでも苦しくなると医者にモルヒネを催促した
モルヒネは余り使うと更に身体を弱めてしまう可能性がある
父には飲み薬との併用で我慢をさせていたが
本当に苦しく想像を絶する様な激痛が襲ってくると…結局モルヒネの回数も増していったのです
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