入院 3

そして…

家には誰も居なくなった…


わーい

快適だぁぁぁぁ


夜 好きなテレビを見て

寝転びながらお菓子を食べて

ゴロゴロ

ダラダラ


好きな時間にお風呂に入る

またお菓子を食べてゴロゴロ…


ゴロゴロ…

ん?なんか…



淋しいかもぉ…


そして6月に入ると病院から5日分の請求が来た

金額を見てびっくり

癌の治療はお金が掛かるみたいだ…


父に収入はもちろんない

この所組にも出入りしていないのでお金は入らない


長男は…知っての通り


母は父の看病で働けない

私の給料じゃ家賃払ったら終わりだ


入院費は全て次男が出してくれた

「金の事は心配するな」

と 次男は言う

だが次男に甘えてばかりもいられない


私も少しは協力しなくちゃ

私はすぐにバイト探しを始め


昼の仕事の後

夜は深夜喫茶で働く事にしました


でも 本当は

夜1人で淋しかったのと

父の病院に行かなくて済む

口実でもありました


私は病院には余り行かなかった

父の弱って行く姿が

見たくなかったのか?

病院に行くのが

面倒臭かったのか?


わからない…

両方だったのかもしれません


たまぁ~に見舞いに行くと

父は元気でした

そして


相変わらず おバカだった

では 病院での出来事を少し書きますね



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