閉じる
表示設定
目次
闘い 9
ﾑｶﾑｶしながらも片付けを続ける母と私
お互い片付けながら封筒を探す
ない…
何処にも見当たらない
私達が外に出た隙に隠しやがったな！
打ったのか？
打ってないのか？
わからない
父は まだﾃﾚﾋﾞを見ている
私達はやっと片付け終り夕食にする
が 父は食べない
（夕食前にお菓子は食べるなと言ったろ）
と言われて…昔 父に殴られた事を思い出した
同じ事を言ってみたい衝動にかられる
ﾑｽﾞﾑｽﾞ…
「夕食前にお菓子食べるからだよ！」
心の中で言ってみた…
時々咳込む父…以外はみんな無言だった…
ﾃﾚﾋﾞの音がこの静けさを助けてくれている
しばらくすると父は
「寝る！！！」
と 一言だけ言い残し2階へ上がった
私達はまた封筒を探す
が…やはり見当たらない
寝室に持って行ったかな？
母は今の時点では父はまだ打ってはいないと言っている
打つとしたら今夜か？
私達は阻止する意気込みも薄れ
もう やってもいいから具合だけは悪くならないで欲しい…
そう願う心に変わっていました
そして疲れた私達も早めに寝る事に
寝る前に父の部屋を覗いて見る
いびきをかいて爆睡してる…
寝た振りしてんじゃないだろうな？
まだ打っていないのか？
しかし今日は本当に疲れた…
早く寝よう…
私は布団の中に入り ﾌｯ と思う
（そういえば父…暴力を振るわなかったなぁ…）
父が手を上げなかった事だけは
褒めてやる
明日は平穏な1日でありますよーに
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます