修羅
闘い 1
父は自分が具合が悪いのは覚醒剤がキレての副作用?だと思っていたみたいでした
現に父は同居した辺りから本当に覚醒剤を断っていた様です
薬がキレた後が凄く疲れるので体調の悪い父にとっては薬を打つ元気もなかったのかもしれません
しかし…
今のこの苦しみ…
薬を打てば治ると思ったのか?
父は組員に電話をして覚醒剤を持って来る様に頼んだのです
それも 母 のいる前でです
私が小学生の時以来家では覚醒剤を打つ事をしなかった父
が…家で…それも 母 が居るのに構う事なく薬を頼む父
母は一瞬父の苦しみが和らぐのであれば黙認しようと思ったそうですが…
その後に父に襲ってくる強烈な疲労感を想像すると…
更に命を縮めてしまう可能性だってある
只でさえ余命が短いってのに
父が目の前で覚醒剤を打とうとしている今このまま黙って見逃す訳には行かない!
母は決断した!
1人では無理だと思った母
次男に助太刀の依頼!
組員を捜しあて家に覚醒剤を持って来させない様にと阻止命令を出す
てかさもう長くないんだから父の好きにさせてあげたらいいじゃん
私も一瞬そんな思いがよぎる
が…ダメダメ!!
イケナイ!イケナイ!
目の前で覚醒剤を打っている父を黙認したら私も同じ情けねぇ人間になってしまう!
ってか 私にケジメを教え込んだのは
「父」
アンタだ!
その言葉通り
人間としてのケジメ
きっちり付けてもらいましょう
よし!
根性据えるぞ!!!
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