第8話4F

「ちょっと、しっかりしなさいよ!」


「ハハハハハ………ここまでだな。」


信じられなかった。

今まで負け知らずだったあの人が、負けてしまうなんて。

これじゃあ、私の願いも叶えてもらえない……


「ま、面倒だから、ここ通っていいよ。おまえらがここでうろちょろしてるのも、はっきり言って目障りだし。」


「………チッ。」


私は、彼を抱えて上のフロアへと急いだ。

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