外伝1話前編 天邪鬼の一日
やぁ、こんにちは!天邪鬼だよ!今回は僕の一日を話そうかと思う。スタート!」
僕の朝は早い。いつもは従僕である東雲蒼の家に居候をしているだけど、ここ最近は始めての人間の友達である小鳥遊夕里ちゃんの部屋に住んでいるため、朝は夕里ちゃんと一緒に起床する。
毎日朝6時に目覚ましが鳴るもんだから、毎朝頭が痛い。
「おはよう。天邪鬼ちゃん」
「おはよう~夕里ちゃん」
二人で寝ぼけながら挨拶を交わす。夕里ちゃんは船をこぎ始めたかと思ったら、ベッドに倒れこんで寝てしまった。二度寝である。
僕は、夕里ちゃんのパジャマの裾をめくり発達途中の胸を揉む。揉むたびに「んぅ、あっ」などの甘美な声を出すから、僕は止めることが出来なかった。しばらく揉んでいると、今度は夕里ちゃんの下半身が反応し始めたと思ったら、膝が僕の鳩尾にクリーンヒットした。
これは、夕里ちゃんからの呪いだと思いながら僕はパジャマを引きはがす。寝ているせいかあっさり脱げてしまった。
そして、夕里ちゃんは白の下着のまま熟睡し、時計は6時半を指していた。
あの後、起きる気配が無かったから僕は鳩尾の恨みを込めて夕里ちゃんの頬をビンタした結果、起きた。とてつもなく怖い顔をして。
「天邪鬼ちゃん。何をするの?天邪鬼ちゃんは知らないと思うけど、眠たい人を無理やり起こすのはNGなんだよ。だから、私は復讐をする!」
「ひぇ、ひぇーーーーーー」
夕里ちゃんからの復讐は可愛いもんだった。5分間くすぐりの刑だった。今でも思うんだけど、10分じゃなくてよかった。10分笑ってたら、死んでた。
鬼の死因が笑い死にって過去最大にかっこ悪いし、あの世で他の妖怪っから笑われるところだった。
7時半。夕里ちゃんが学校に登校する時間だ。と、同時に僕のセンサーに従僕が反応する。どうやら、従僕も登校するようだ。
僕は誰もいなくなった夕里ちゃんの部屋に入り、本棚から少女漫画?を取り出しペラペラめくる。今見ている漫画はもう何回読んだか覚えてないほど見ている。正直に言って、見飽きた。
「う~ん。何か面白い事は無いかな?」
僕は悩んだ結果、一度従僕の部屋に戻ることにした。
従僕の部屋は相変わらず汚い。
ここでの汚いとは部屋が汚れているのではなくて、生理的に汚れている。
「うっ……臭い。とても雄臭い」
部屋に入った瞬間、クラッときた。その原因はゴミ箱からしていた。
中には大量のティッシュが入っていた。
「まさか、僕との記憶干渉を解除していたここ数日で性処理とはかなり溜まっていたんだね。僕的に衝撃だよ」
僕は急いで窓を全開にする。これ以上あの空気を吸っていたら僕まで変な気分になっていた。
に、しても汚い。整理が出来ていない。でも、従僕は年頃の男の子だから、勝手に物を動かしたら怒られそうな気がするから整理はしないことにした。
その代り、エロ本探しをすることにした。
まずは、隠し場所としては定番のベッドの下を探す。
「あるかな~見つかったら、机の上に置いといてやろ」
我ながら、最低だと思った。だけど、僕には関係ないね。最低だなんて聞き飽きたし、僕の目的はただ1つ。従僕を辱めることだけさ!
がさがさと探していると何かに当たった。
「ムフフフン。これはなんだろな?」
僕はその何かをつかみ出す。それはエロ本だった。
「見つけた!えっとー内容は……」
内容は、お姉さん系だった。そういえば、従僕には姉がいた。
僕はそこで気づく従僕は近親相姦が夢だと!正直に言って、ドン引きする。
僕自身、従僕のお姉さんを見たことが無いから、見てみたい。
そんなことを思いながら、僕はエロ本を机の上に置き家を出る。
「次は何処に行こうかな~」
外伝2へ続く
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます