閉じる
表示設定
目次
第8話 goodbye day
満員電車のつり革に
しがみついた俺の腕
息を殺し耳を塞ぎ
目をつむって歯を食いしばる
day by day
人の流れに身をまかせ
たどり着いたこの場所で
汗水たらし築き上げた
虚空の塔を見上げてる
こんなはずじゃなかった
明けない夜があるなんて
やまない雨があるなんて
goodbye day
振り向くな、うつむくな、ひれ伏すな
投げ出すな、従うな、任せるな
聴こえてきたのは慰めの
言葉にならないため息と
耳にこびりつくあの言葉
リアルな現実、フェイクな誠実
覚めない夢にうなされるなんて
悪い冗談が現実だなんて
なれ合い、騙し合い、握り合い
サイをふれ、賭けてみろ、自分自身に
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます