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目次
第6話 looking for
川の流れを眺めながら
傾く日差しに目を細め
オフィスビルが立ち並ぶ
街の風景がまぶしくて
自分の居場所がどこなのか
あいつに聞こうと携帯手にする
着信履歴に残された
あいつの番号にかけてみる
しかしどうやらつながらない
あいつはどこかに逝っちまったらしい
I'm looking for a guy
夕暮れの街に
手遅れになる前に
最後にあいつと呑んだのは
昔話に夢物語
朝が来るまで馬鹿やって
いつも財布は空だった
あいつとつるむと分かった気になる
発信履歴に残された
あいつの番号探してみる
しかしどうやら見当たらない
呼出はいつでもあいつからだった
黄昏る風景に
手の届かない場所に
あいつはいつもそうやって
寂しく笑って見せた
おどけて泣いて見せた
朝まではしゃぎ続けた
そばにいてくれたのに
夜空眺めながらあいつは
つまらない冗談を言った
いつか星になって
地上を見下ろすんだと
そしてこのゴミのような世界にも
少しはましな場所があるんだとしたら
I'm looking for a place to live with you
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