第4話
ぐぅるる。
風は、渦巻き、サナギとアンジェラは、離れ離れになりました。
やっと、やっと会えたと思ったのに。また。
アンジェラは、確信に似た、きもちで、とても悔しくなりました。
また。また失敗した。
―――また?
そう、また。もう、なんどもなんども、なんどもなんどもなんども・・・・・・。
おなじ過ちを犯している。
くりかえされる、私の過ち。そのたびに私は、ひとをおとしめる。
たすけられない、なんていうものじゃなく。
つきおとしてしまうのだ。
―――そう。でも、今回は、だいじょうぶ。わたしがいたから。あの子は、無事よ。
ほーぅ、と息を吐いて、アンジェラは、深く深く、息を吸いました。
雲が、すこし晴れて、陽の光が射し込みました。
空が、ほほえんでいるようです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます