仮想通貨ビットコインの暴落

七度柚希

第1話 私は仮想通貨ビットコインが大好き

 私が仮想通貨ビットコインを大好きなのは理由がある。

最初につき合った男の子に無理やり取引させられたとかいうのが普通は定番で、誰でも最初はすぐには出来ない。

私もそうだったけど、私の場合はすぐに好きになった。

それは相場の罫線を見た時だった。

あの変な形にゆがんで一旦下がった罫線がずるずると上り続ける形。

それを一度でもみたら仮想通貨ビットコイン好きになるのは当たり前だ。

だけど私が仮想通貨ビットコインを大好きなのはそれだけではない。

私はいろいろと工夫してみて、どうすれば仮想通貨ビットコインで上手く儲けることができるか追求するのが楽しいのだ。

信用取引のしかたや、指値の仕方。

ほかにもいろいろ工夫してみるといい。

すぐに仮想通貨ビットコインが楽しくなるのが請け合いだ。

もちろん、すぐに仮想通貨ビットコイン取り引きをさせてなんて言ってはいけない。

そんなことを言えば遊んでると思われちゃうからだ。

だから最初は、そんなことやったことないのに、やれっていうの、あなたって獣ねみたいな口調で断るのがいい。

「でも、どうしてもやらないといけないの、どうしても」とわざと拗ねて見せると大抵の男の子はちょっと引いてしまう。

だけど遊び慣れてる男の子は毅然とした態度で「つべこべ言わずにさっさとやれ」といきり立って命じてくる。

もちろん遊び慣れた男の子など相手にしてはいけない。

そんな男の子はFX取引なんかで遊びなれていて、女の子がやるのが当たり前だとおもってる。

だけど、ちょっと控えめに「やってもらってもいいかな」なんて言い出す男の子は可愛い。そこで「どうしてもって言うんなら、やってあげてもいいけど、私はじめてだから、いろいろ教えてね」とか言うのが完璧だ。

そこで男の子は得意になって仮想通貨ビットコインをさせたんだ俺がやらせたんだと有頂天になる。

もちろんすぐに秘技を繰り出してはいけない。

最初はあくまでも、経験未熟な仮想通貨ビットコイン取り引きを装って「お前下手だな」と一度は言わせないといけない。

「うん、ご免なさい、頑張るから許してね」の一言が最初は肝心だ。

いつまでも未経験を装うと「もういいよ、下手なのは判ったから仮想通貨ビットコイン取り引きなんかしなくていい」と言われてしまう。

そこで少しずつ秘術を繰り出すのだがこのタイミングが難しい。

信用取引は仮想通貨ビットコインでは初歩の初歩だが、いきなりこの技を繰り出すと男の子は「こいつ、FX取引で遊んでやがる。だから仮想通貨ビットコインの取引もこんなに上手いんだ」と思われてしまう。

そこで最初は現物買い専門のシロートぽい仮想通貨ビットコインのテクニックを使う。

相場の罫線を確かめるのが重要なポイントだがちょっと上がったからといってすぐに売ったりしてはいけない。

罫線の動きを根気よく確かめるのだ。

罫線は上がることもあれば下がることもある。

下がった時はチャンスだし、思いがけなく急に上がることもある。

罫線を確かめながらすこしづつ仮想通貨ビットコイン取り引きの秘術をくりだす。

もちろん仮想通貨ビットコインが好きな女の子どうしで情報を交換しあって、秘術のバリエーションを増やすのが大切だ。

どうして私がこんなに仮想通貨ビットコインにこだわるのか、それはまた次回。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る