亡き世界で少女は微笑む
桜咲つな
第1話 開
少女は一人、荒野を彷徨う。
少女には目覚めてからの記憶しかない。
少女の後ろには長く続いている足跡。
白いワンピースは薄汚れてボロボロになっている。
「いこっか」
そこには少女しかいない。
「誰かいないかな」
少女が呟く。
(きっといるよ)
少女の横で声がする。
見えるはずの無い妄想に少女は返す。
「そうだよね」
少女は再び歩き出す。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます