「月が綺麗ですね」って言いたい?言われたい?
浅葱ヒカリ
*
「月が綺麗ですね」
と、ドラマのヒロインが想い人に言われるシーン。
綺麗な満月でもなく、三日月でもなく、ましてやうっすら雲がかかっているのに何故か喜ぶヒロイン。
(月が綺麗ですね=I love you.なことぐらい知っている。)
だけどそういうのセリフは、本当に月が綺麗な時にいうべきだと思う。
それではどっちのことか分からなくなってしまうから、微妙な月の時に言ったのだろうか。
恋というものは分からない。
遠回しに想いを伝えたところでどうなるのだろうか。
そんなドラマのようなセリフ私だったら言いたくないし、言われたくもない。
ストレートに言って、言われてこそ意味があると思うのに。
この世界のドラマ、小説、漫画、そして友達までも恋というもので染められてしまっている。
たまに知りたくもなるが、知らなくてもいいという考えに結局は戻る。
だって、十七年間知らなくても生きてこれたのだから。
卒業まで後半年。
きっと恋を知らず高校生活も終えるのだろう。
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