人生の詩

 見渡す限り敵ばかりだ

 誰も彼も武器を向けてくる

 殺すためではない

 苦しませるために

 何百もの武器を

 何千もの腕で

 何万もの悪意で

 ただ私一人に向けて

 放つのであった

 

 それでも私は戦っていた

 自棄になっても

 傷を負っても

 血を流しても

 涙を流しても

 弾薬が尽きても

 戦っていた

 戦い続けてきた

 

 孤独であっても

 愚かであっても

 非力であっても

 劣等であっても

 卑屈であっても

 戦ってきた

 嗚呼 戦っていた

 

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