叶わない恋
こってぃー
第1話
私はもう死にたい。死ぬ以外の選択肢がない。
私が中学2年生の冬そう思った。
小学生の頃は特に何もなくただ1人で生きてきた。
孤独に感じたことも不便なこともなかった。なぜって?それが普通だったからだ。
私は目立つことがまったくないように生きてきた。
出席番号だって真ん中の辺りだ、中野水樹って名前だっておかしい名前でもないと思う。
私が死のうと思った理由はいじめを受けているからだ、目立たなく無口な私を皆は、幽霊あつかいする。
最初の方は、陰口を言われるだけだった。私は我慢していた。
人前で弱い部分を見せるのは負けだと思っているから。
何をいわれようと。何をされようと。ただひたすら我慢していた。
そのいじめもさらに増していき。今では教科書やノートがないのは
日常茶飯事だ。しかも殴られたり。
誰も私を心配してはくれない。
だけどもう、我慢できない。生きていも楽しいことなんて何もない
苦痛を味わってまで生きるのなら死んだほうが楽だと思う。
今日の夜私は自殺しよう。今日で私という存在がいなくなる。
最後に遺書でも書くことにした。最後なんだからどんなことを書いても
誰にも直接文句を言われることはない。
「お父さんお母さんさようなら。
私生きている時はずっと一人だった。誰にも言えず死ぬ
恨みたい人はたくさんいる。全ては書ききれないから。記憶の中に鮮明にのこってる人を書く。
岡崎 美幸、あなたは私が死ぬこの日も私をいじめてきたよね。
そしてもう1人
笹木 桜 信じてたのに裏切ったよね。もし生まれ変わってもあなただけは
忘れない。」
遺書を書き終えた。時計を見たらまだ8:15だった。皆が寝てから飛び降りて死のうと、考えている。
最後に何をしようかと考えた。。。。過去のことを思い出すことにした。
小学生の頃から私は1人だった。でも友達が1人いた。笹木桜多分初めての友達だったと思う。
小学生の頃は仲良かった。ただ1人の友達だった。親友だった。
でも、そう感じてたのは私だけだったのね。
中学校に入学してすぐ無口の私は幽霊扱いされていじめられた。
中1の夏。水泳の授業があった時は毎回水着なかったけな?
中1の冬。毎回私の下駄箱には大量の雪があったよ。
この頃から私をいじめるメンバーに桜がいた。この頃から桜は変わったよね。
中2の夏。水着がハサミで切られてた。あと1つごめんとか手紙入ってた。
他にも手紙は入ってた!死ねとかクズとか幽霊とか数えきれないほどあったよ。
そして中2の冬もう限界。死ぬ。
思い出してみるとたくさん出来事はあったけど、思い出せないだけで
他にもまだまだあるっていうのは自分でもわかる。
時計を見てみると9:30だった。耳をすませて見るとテレビの音が聞こえる。
まだ、寝てないらしい。
何をしようか....少し寝よう。仮眠することにした。
目を覚ました。寝過ぎたかな。と思いつつ時計を見ると6:10だった。
残念だった。また学校へ行かなければならない苦痛が。
今日は仮病して休もう。どうせこれから学校に行かないのだから。
お母さんにお腹いたいと言って今日は休ませてもうことにした。
お母さん今日は出かけるらしい。夕方帰ってくると言われた。
何をしよう。何かしたいことがあるわけでもない。
とりあえずコンビニに行って食べ物を買おう。
ジュースと大量のお菓子を買った。普段ならお金とかカロリーとか気にするけど
どうせ、すべて0になるんだからもう気にしないで買いたい物を買うことにした。
家に帰りテレビを見ながらお菓子を食べる。
まぁ、平日のテレビなんてニュースとかワイドショーばかりだ。
まともにニュースを見たのは何日ぶりだろうか....凄く久しぶりに感じる。
女子校生自殺かぁ。私もニュースに出るのかな?
誰か、悲しく思ってくれるのかな?.....思ってくれる訳ないか。
また、寝るか。。
次起きたときはもう6:00だった。
耳をすませるとご飯を作っている音が聞こえる。
正直あんなにお菓子を食べたからお腹はすいていない。
少しボーッとしておるとお母さんが『ご飯~』と呼んでくれた。
食卓を見ると。私の好物のいちごがある。
最後の晩餐がお米というのは日本人として誇りだ。
しかも、大好物のいちごまであるなんて。。
逆に死ねない。。
ご飯を食べてお風呂入って気づけば。9:00だ。
もうすぐかな?皆が寝て。私が死ぬ。のが、
今日こそは寝ない。
というより、ほぼ半日寝ていたのだから眠くない。
スマホでもいじってよう。
時計を見てみたらもうすぐ10:00だ。
耳をすませてみたけど何の音もしない。
もう寝たのか。
そろそろ終わりにしよう。ベランダへ出た。
1月の夜の外はやっぱり寒い。
柵を乗り越えてそこに立つことにした。
飛び降り自殺は痛いのだろうか........... 死ねなかったらどうしよう。
という、不安が頭の中をよぎる。
けど、もう死のう。今死ななきゃ。今死ななきゃ。と心で唱える。
1月の冷たい風が背中を押し。体を包む。
そして、私は落ちた。
飛び降りるのはこんなにゆっくりなのか。と考えるほど地面まで長く感じる。
地面に着いたときは目を閉じてしまったが、体が押し潰されそうになった。
そして、体が思い。痛くは無かった。
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