応援コメント

鬼の子は涙を流す」への応援コメント

  • ハッピーエンドでよかったと心から思います
    作者様の描き方が鮮明で美しく、訴えてくる感情がストレートに胸に響き
    自然と引き込まれていく素晴らしい作品だと感じました

    作者からの返信

    読んで下さり、嬉しいです!
    それも、ハッピーエンドを喜んで頂けるとは、作者冥利に尽きますね。
    なるべく流れるように、言葉に少し気をつけて、そして彼女の感情を誤魔化さずに書いたのが功を奏したようで嬉しいですー。
    ありがとうございました。今一度、頑張って皆様にこのような作品を送り届けたいと思います。

  • 非常に感想に悩みました。2、3日考えました。理由は後ほど……とりあえずべた褒めします。

    サラサラとした比喩が女性らしい淑やかな文とうまく混ざりあい、心地よく感情移入できる作品でした。素敵です。
    愛することと愛されることって根本的に違うんですよね。愛されたいと思うことと実際に愛されることも違う。「幸せになりたいと思いながらも幸せにはなるべきではない」という自己矛盾こそが人間の魅力なのだと常々感じております。
    まあそういう人が忘れているのは「幸せになる権利は皆平等にある」ということでしょうかね。(あっ特大ブーメラン)

    ( えっと……大して褒めれなかったのですが、ここから少し長くなります。無駄な考察です。決して批判ではないのです。が、作品の本質とは少しずれているので、カッコ書きにさせていただきます。

    最初と最後(から三文目)の一文で、愛すること愛されることその違いを表現できていたのがとても素晴らしかったです。で、気になってしまったのが、もう一つある、同じ表現。
    「私は鬼子です。生まれた時からそういうものでした。」
    「たとえあなたが鬼の子であっても、愛されたいと願うであろうことは知っていますし、ね。」

    ここ。

    私は全て比喩と捉えたのですが……どうでしょう。鬼が生きるだけで親を殺すわけではありませんし、「鬼子」というのは「親に似ない子」とか「歯の生えて生まれた子」とかの意味があるのでそう捉えた方が自然な気がして。まあ、後の方もまあ、鬼子だった私でも大人になって子を持った、という意味に捉えることができるので。
    でも後半の解釈が想像を飛躍させすぎな気がして。それと「父に母が美しいと言ってくれた外ばかりを貴方に放り投げた……」というところが物語背景と矛盾している?気がして……

    男を鬼と捉えるのは一番すんなりいきそうだった。ただしこれは最後の「たとえあなたが鬼の子であっても、愛されたいと願うであろうことは知っていますし、ね。」から想像しただけですし……こう考えると作品がまた違って見えて面白いのですが……特にツノの描写とかはないですし、ただの妄想です。「妖」とかのタグもありませんしね。

    えっと、女の方を鬼と捉えるのは一番ないかと。でも、師匠に尋ねたらこう捉えたらしいですし、一読だとそう捉えるようなので……あっこれが正しい解釈だったら恥ずかしい。

    いろんな解釈ができて、それが魅力なのかもしれないのですが……鬼が出てるのか出てないのか、出てるとしてら誰が鬼か?というのが気になってモヤモヤしてしまいました。ごめんなさい。感想が遅れたのはこのためです。私は無理矢理一つに絞りました )

    あと、気にいった描写がありまして、

    「だから、しとりと濡れる中を、私はトボトボ歩きました。買ったばかりの縄も紙袋の中でぐちょぐちょ。滴りは、髪に頭を下ろさせて、視界を不明にさせます。」

    ここです。
    あの、擬音って沢山使うと汚い文になりがちなのに、何食わぬ顔でごく自然に書いていたのが好きでした。「あっ綺麗」と声が出ました。できることなら最後の方にもう一度同じことをして欲しかった……そうすれば線対称でより綺麗だった……と。


    ううっ、上手くべた褒めできなくてごめんなさい。
    主人公の気持ちには非常に共感できてよかったです。
    長文失礼しました。

    作者からの返信

    企画のご遂行、そしてコメント、本当に、ありがとうございます!
    そして、申し訳ありません……悩ませてしまうつもりは毛頭なかったのですが、雑な言葉の置き方選び方のせいで大いに惑わせてしまったようで……これには、大反省ですね。ごめんなさい!

    まず拙作に褒められるような部分、捻り出して頂けて、ほっとしました。気に食わない作品であったかもしれませんが、僅かでも認められる部分があったと思えば、救われますので。

    そして、問題の部分……鬼子、ですね。
    正直なところ、この物語では正しい意味でそれを扱っておりません。重ね重ね、すみませんでした。
    筆者も鬼子の正しい意味は知っていたりします。なので物語全体を確りとその意味に沿わせれば、良かったのかもしれません。
    ですが今回は、名付けた虐める者たちの衆愚、馬鹿さの表現というか……主人公の思い込みの強さの表現というか……登場人物等に言葉の間違いをわざとさせたのですね。
    この辺りは、いじめっ子が他愛ない言葉をその印象でレッテルとするような経験からも来ていたりするので……はい、誰にでも共有できる発想ではありませんでした。
    自分は一番あり得ない、あり得てはいけないはずのことをやってしまっていたのです。
    馬鹿な筆者の軽い思いつきで大いに時間を取ってしまい、平に伏して、謝罪したいところです。

    また、擬音多めの入りを、線対称に行ってみると綺麗というアドバイス、今回の企画を思えばなるほどそれも良かったと膝をうちました。
    言葉一つをもっと大事にすることだけでなく、物語の綺麗さもこれから意識したいところです。

    素晴らしく為になる感想、どうもありがとうございました!
    まことに、気を遣わせてしまい、すみません。
    改めて、拙作にてたまごかけまんま様の大切なお時間を浪費させてしまい、申し訳ありませんでした。
    少しでも、今回のお言葉を糧にしていきたいと思っています。

  • 女性の独白形式を取っているからか、「私」の恋愛感情が直接伝わってきゅんとしますね。

    古めかしい語りと物語世界が合っていることで、より作品の良さが引き立ちます。

    自主企画に参加していただいてありがとうございます!
    いい作品に出会えました。


    作者からの返信

     自主企画の遂行、お疲れ様です。コメント、そしてレビューに他の投稿作品にまで目を通して頂き、どうもありがとうございました!

     実はそもそも一人称はあまり使わない方だったのですが、採用してそれが功を奏したみたいで嬉しいですね。控えめ古風な女性像ですが、そんな彼女の真っ直ぐだからこそ伝わるものがあればいいな、と思います。

     このような人気の出にくい自分の作品に、光の当たる場を作って頂けて、本当に感謝しています。
     羽間様のような素敵な企画者様に出会えた自分は幸運でした!

  • まるで呪いのような生き様を、ストレートな愛で包む。

    とても王道な温かみを感じました。

    ありがとうございました。

    作者からの返信

    コメントにレビュー、どうも有難うございました。企画お疲れ様です!

    生きていればそのうち良いことがあるよ、という言葉は陳腐なのかもしれませんが、それでもそうあって欲しくて、彼女には愛を得てもらいました。
    捻くれた作者ですが、せめて作品が真っ直ぐに伝わったとしたら良かったです。

    こちらこそ、重ねて言いますがどうも有難うございました。
    読んで頂き、あまつさえ楽しんで貰えたこと、とても嬉しかったです。

  • 自主企画に参加していただいてありがとうございます。

    ハッピーエンドで良かった。いくら鬼の子と蔑まれようと、ただ一人でも理解者がいてくれるのならば、きっとそれだけで十分なのでしょうね。

    3人の幸せなこれからを祈っています。

    作者からの返信

    コメント、更にレビューをどうもありがとうございました!
    企画に飛びついてしまいましたが、まさかこうも早く読んで頂けるとは。本当に、感謝です。

    終わりの形、色々と考えましたが今回のもので良かったと言って頂けて、ホッといたしました。そうですね、誰も寄り添ってくれなければ、きっと彼女はとうの昔に冷たさに折れていたでしょう。人一人分の温もり。しかしそれが何よりも少女を暖めていたのでしょうね。

    軽い想定がありますのでひょっとすると子供のお話を書くかもしれませんが、きっと彼らのこれからは幸多いものであると思います。

  • 文章や言葉の使い方を見て、暗い暗いお話だと思っていました。
    縄という単語が出てきたときに、もしかして...と思ってしまいました。
    でも最後には子供もできてとても幸せそうな二人を見ることが出来てこちらも幸せでした。
    真っ直ぐな愛が届いて良かったです。

    作者からの返信

     感想、どうもありがとうございます。
     驚かせたいという思いと構成上、どうにも最初は暗めに描写してしまいました。ただ、前の作品がメリーバッドエンドな終わり方でしたので、今回は途中はまだしも幸せな終わりを迎えることを決めてはいましたね。
     拙作が霜野さんの気持ちを少しでも良い様子に出来たのであれば、それはとても幸せなことです。結末に良かったとまで仰って下さったのですから、作中の二人、いや三人も大喜びでしょうね。
     押しかけてしまいましたが、本当に読んで貰い、あまつさえ感想を頂けて、この上なく嬉しかったです。