第3話 どんな気分ですか?私

あのあと私はいろんな人と会話をし、友達とはいかなくてもそこそこ話すようにはなった。そしてもうひとつ気がついたことがある。私は数学が得意だと、もともと頭は良くないと思うのだが理系、特に数学だと答えが、考え方がすぐに頭に浮かんでくる。そして数学や物理の時間の問題演習の時間になると教えて欲しいと言う人が来た。だから教えてすこしの小咄をする。それを繰り返していたら少しずつ仲良くなれると聞いていたから…。そして学校が終わった。初日としては良い感じだろう。そして私から部活やバイトの情報は入って来なかったからそのまま家に帰る。おかえりと出迎えてくれる人はいなかった。仕事だろうか、そして私は私の部屋に入ったとき絶句した。机につまれている数学の本、本棚に並ぶ数学とすこしの科学、その部屋はとにかく数学に埋め尽くされていた。今わかった。この子は…数学が得意なんじゃない。数学が趣味なんだと

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