風はほんとは流れ星です。
まつな なここ
すべての始まり
「いまっ、!
風って、いわなかった?」
しまった。僕はほと
んど1日1回のペースで
喋るか喋らないか。
好きでそうしているわけではない。
そういうキャラ作りなんだ!
大声を出すなんて…
今までの苦労が水の、あわ…。
僕は風には目がない。
僕にとって風は 流れ星 だから。
流れ星。
みて不快に思う人がいるだろうか。
見えたと思ったら、消えてしまう。
落ちてしまう。
もう少しだったのに…
そのせいで、いらいらする。
している。
…はずなのに。幸運に、奇跡に、運良く
巡り会えたような気分にさえなるんだ。
そう。それが、流れ星
風。
あなたは
ものすごく寒いときに冷たい風が吹いてたら
風を無ければいいのにと考えませんか?
ものすごく暑いときに生暖かい風が吹いたら
風をうっとうしくかんじませんか?
ものすごく暑いときに冷たい風が吹いてたら
風を天使のようにかんじませんか?
風は年がら年中おんなじことをしています。
それなのに…。
そう思うと僕の考えはつきない。
それに、風の本性は暑いときに冷たい風が吹かせる天使だ。
つまり風は、簡単にめぐりあえる流れ星なんだ。だから、風の話題は聞き逃せないんだー…!
だからって僕としたことが…。
終わった。
かんぜん引かれた。
ごめんなさい
でしゃばってごめんなさい
ごめんなさいごめんなさい
なぜこんな弱気なのには理由がある。
僕が大声を出した相手。
それは、クラスの花形グループだった。
そそくさと逃げようとした。
「寺町も好きなんか?
かぜ。」
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