SCP-055…あれ、なんだっけ…
えっと…なんだっけ…?
オブジェクトクラス:Keter
SCP-055の収容方法は、5×5×⒉5mのファラデーゲージで包まれた厚さ50cmのセメント製の壁に囲まれた部屋に、2×⒉5mのオートロック式のトビラが備え付けたものに入れられて収容しています。警備員は『絶対に』収容室の中でSCP-…えーっと、なんちゃらを確認し続けることが義務付けられています。
SCP-…このSCiPは「自分を隠す秘密」もしくは「反ミーム」を有しています。
どういうことかと言いますと、このSCiPは
・自らに関する情報の隠蔽(例:どのように発見したのか、どのような手順で収容方法を確立したか、についての情報が不明となっている。)
・コレに関する情報の記憶不可(例:特に理由も、説明が難しいわけでもないのに、見た目の説明が出来ない。そのうえそもそもの存在を忘れる。)
という異常性を有しております。
この報告書はSCPの整理をしている時や、SCPの調べ物をしている時なんかにたまたま見つけられて不安感を抱かせますが、数分後には綺麗さっぱり忘れています。本当に記憶不可なわけです。
えーっと…それゆえ…コレはコレが殺害した事実をも抹消できるわけで…どんなにデカい犯罪をも特異性ゆえ隠蔽出来るわけで…性質上収容違反を起こした際に気がつくことが不可能に近いわけで…危険性と収容難易度からKeterに分類されているわけで…
えーっと…えーっと………。
あれ、なんのSCiPを紹介してたんでしたっけ?
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