飽き性な俺が気ままにSCPを説明してみた

狐坂 妖珠(コサカ ヨウジュ)

はじめに

そもそも、SCPやSCP財団とは?という話。

 

今回から書かせて頂く事になります。味噌汁@セチュラと申す者です。


 SCPうんたらの前に俺が何故こんな小説のような物を作ろうと思ったのかについてお話させていただきます。

 この「カクヨム」のサイトには少なくとも俺が見た中でSCPについて書いてある小説というものが結構少なかったのです。つまり、この小説を書く事により俺はある程度の知名度を入手出来るのさグヘヘ。という訳ではなく、SCPについて知る人が増えれば良いな~と思ったのがきっかけです。(確かに人気も欲しいですが。)別にクトゥルフについて書いてある小説とか色々ありますしルール違反では無い…ハズです。多分。



 まぁ身の上語りは別の所でやるとして、SCPについてですね。

 SCP財団とは「Secure(確保)」「Contain(収容)」「Protect(保護)」の三つを基本概念として掲げる国家最高秘密機関のことです。この時、いちいち国家なんちゃら機関というとあまりにも面倒なので、三つの単語の頭文字をとって「SCP財団」と呼ばれるワケです。そしてこの財団、基本的に何やっているかと言いますと、「自然法則に反した異常な存在、場所、物体、現象」を捕まえて害を及ぼさないよう収容、あるいは外的要因に壊されないように保護しています。この時、自然法則に反したゲテモノバケモノは我々自然法則に反していないヤツと同様に接したらうっかり死んじゃった☆みたいなことが多発するので命がいくつあっても足りません。

 そこで我らがSCP財団は「Special Containment Procedures(特別収容プロトコル)」と言うものを多数の協力者つかいすてやくいんのいのちの元で作成。これを頭文字をとって「SCP」と呼びます。見分け方ですけどSCP財団世界で「SCPを書いた」とか「SCPを変えないといけないのクソほど面倒」とか言われた時は特別収容プロトコル。我々の世界で「このSCPおもしろw」とか「流石SCP」とか「ねこですよろしくおねがいします」とか言われた時は自然法則ガン無視化け物どもです。あとたまに我々の世界で「SCPについて知っていますか?」と聞かれたor聞いた時は「SCP財団が存在する世界」を指すこともあります。ここら辺は人によって変わると思いますので、気分であったりフィーリングであったりでなんとか乗り切ってください。

 SCPとくべつしゅうようプロトコルは自然法則?なにそれおいしいの?といままでの世界の理を嘲笑う怪物どもを「確保、収容、保護」の3つに重点をおいてなんとか管理しようとするために作られた怪物の説明や性質、管理方法、今までの実験記録や関連が予想される出来事なんかをまとめたhow-to書物、馬鹿げた連中を確保し続けるクソゲーに対する説明書みたいなものです。

 だいたいSCPとくべつしゅうようプロトコルにそって行動すれば収容違反(化け物の脱走を許すこと)は起こらない“はず”なのでバケモンの世話に(運悪く)当たってしまった場合はSCPとくべつしゅうようプロトコルを熟読してください。

 え?SCPとくべつしゅうようプロトコルを守っていたのに化け物が逃げたんですか?それは残念ですね。速やかに収容違反時のことを可能な限り詳細に担当職員に話してまとめたあと、自分の命を犠牲にしてでも化け物の収容を目的として動いてください。

 大丈夫です。だいたい今までそういう風にSCPとくべつしゅうようプロトコルは更新されて来たんですから。


 ここまでを簡単に書くと「とりあえずなんかヤベーヤツを国が秘密裏に保護する秘密機関=SCP財団」ってことです。略し方が酷いですが、雰囲気さえ伝われば幸いです。


 自然法則に反するうんたら(このエピソード内ではこの後「オブジェクト」と略されます。)はSCP財団に保護された後、それぞれに番号がふられます。よくゲームとかである『囚人~番!』と呼ばれるアレと同じようなものです。その書かれ方は「SCP-173」みたいな感じです。また番号とは別にオブジェクトに名前がついてたりします。さっき出した「SCP-173」には「彫刻-オリジナル」という名前があります。ちなみに「SCP-173」については次のエピソードで詳しく書くつもりですが、彼はある意味オブジェクトの代表みたいな所があるのでこのエピソード内では「例え」として大量に出てくると思います。


 オブジェクトと一言にいっても多種多様。見た目も違えば能力も違いますし、そりゃ危険度だって違います。一般に危険度は「Safe」<「Euclid」<「Keter」とあり、右に行くほど危険です。これら三つを主体にプラスして「Neutralized」と「Explained」、「Thamiel」があるわけです。「Neutralized」は一時的に非活性状態になったオブジェクト。「Explained」は技術が進んだ事により原理が証明されたオブジェクトやそもそもの事象が全くの嘘でした☆みたいなオブジェクト。「Thamiel」は「Keter」クラスのオブジェクトを収容するのに必要であったり、一時的に事象が収まったオブジェクトの事です。複雑に見えますが、正直主体の三つ(Safe Euclid Keter)さえ抑えていればなんとかなります。(体験談)


 …まあ実際はSafe、Eucild、Keterなんてのは「収容難易度」であって危険性じゃないんですよね。まあ収容難易度が高い≒危険なんで別にここらへんの解釈は適当でいいんですけど。


 ここで、ちょっとしたクイズを出します(唐突)。危険度の説明は、多分これが一番速いと思います。皆さんご存知、核爆弾。仮にこの核爆弾がscp財団の元へ送られてきました。さて、危険度はどうなるでしょう?前提として、この核爆弾は日本にぶっぱされたものと同じまたはもっと火力の高いものでまだ発射されてないものとします。日本にぶっぱされたものは2つありますけど、お好きな方を連想して下さい。SCPにまだ慣れていない普通の人間なら「核爆弾はヤヴァイし、Keterだろ常識的に考えて。」となるはずです。友達はそうでした。(実験済)

 でも実際にSCP世界で割り当てられるとしたら、危険度はSafeになると思います。理由ですが、「一人でに爆発しないから」です。言い方を変えると、「何もしなければ無害だから」です。SCP財団が保護しているオブジェクトの中には、頭おかしいのがたくさんあります。それこそ、世界滅亡や地球滅亡じゃ済まないヤツもよくあります。その中で、「自立行動出来ない(知能を持たない)」とかというのは、かなーり平和的な方です、真面目に。SCP世界のいわゆるオブジェクトは殺人能力を持っている事が多く、某クソトカゲのような異世界転生主人公も真っ青なチートスペック持ちだって多数います。そんな心休まらない職場において触らなければなにも起きない核爆弾なんて平和中の平和です。だって触らなければ良いんですから。

 …まぁ、確かに平和的なオブジェクトもあるのはあるんですけどね。


 追記:非公式SCP紹介ページなるものにオブジェクトクラス4つについての例えがあるとの情報を入手しました。俺なりにまとめて書きます。

 箱の中にオブジェクトを入れた時に、ほっといても問題なかったらSafe。

 ほっといたらなんか起こったらEucild。

 ほっといたら世界が破滅しかけたらKeter。

 箱の中にオブジェクトを入れる時の「箱そのもの」がオブジェクトならThamiel。


 以上追記


 ここまでを簡単にまとめると「危険度は大体3つで表されて、一番下の『Safe』も普通に人殺したりするよ。」って事です。それで多分大体あってます。


 こんな感じで説明は以上となりますが、何か質問あったり「お前ココ間違ってる(or書いてない)じゃないか」とかは教えて下さい。最近手を出し始めたばかりなので、古参の方が来て下さればより間違わないオブジェクトの紹介が出来ますし、何より俺が泣いて喜んで飛び跳ねて跳びすぎて大気圏を突破し財団に見つかりSCP-1145141919-JPと俺が指定されます。嘘です。でもとても嬉しいので積極的にコメント残して下さい。あとたまに俺自身も過去自分が書いたやつとか見直して、主に文法とか直したりします。

 その他ですが、「このSCPを説明して欲しい!」等のリクエストも常時受け付けております。またこの小説(?)はSCPオブジェクトを主に紹介もとい説明しておりますが、これ以外にSCP世界においての単語についてをまとめたやつもやってます。時間は常にリアルを優先し、それでもし時間が余ればで良いですので覗きに来てください。細々と続けております。


 では、次のエピソードでお会いしませう。


更新日その一 2019/6/8

更新内容:一部不適切になっていた部分を修正。

     オブジェクトクラスについての追記を記入。


更新日その二 2019/11/5

更新内容:小文字「scp」を全て「SCP」に修正。

 一部の文章を変更+削除+追加。


更新日その三 2020/5/17

更新内容:一部の文章を改変+追加。(文法的におかしかったため)

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