インサイド

月詠嗣苑

第1話新しい家族

「ちょっと、紗織!あんた、またっ!!」


パシンッ···


「······。」

「どうして、わからないのっ!!いつもいつも···」


パシンッ···


「ご、ごめんな···さい」 


下半身を丸裸にされ、頭を抱え込む少女·紗織。


「···もういいだろ?こいつだって、したくてした訳じゃねーんだし」


 寝てる所を京子の怒鳴り声で起され、寝ぼけ眼の藤城勇人は、京子を宥めつつ、


「おい、紗織。罰として今日1日ノーパンでいろ」

「······。」


 紗織は、ビクビクしながらも京子を見上げて、頷き汚れたシーツを布団から剥がしていく。


「あんたがそうやって甘やかすからぁ。ったく、10歳にもなっておねしょだなんて、恥ずかしい!」

「まぁ、今は仕方なくね?俺ら、家族になったばっかなんだし。それよりも今日だろ?三者面談」


 勇人は、目の前に紗織がいるのにも関わらず、京子の胸を揉んでいく。


んっ···


「だめよ···。あの子が見てる···」

「なーに、構わんさ。どうせ何をしてるのかわかんねーだろーし。なぁ、紗織?」


濡れた布団にボロボロの座布団を敷き、寝ようとした紗織は、顔をこちらに向ける。


「······。」

「パパとママ、何してるかわかるか?」


ジーッと見つつも、首を振る紗織。


「なっ?頭が悪いんだから、わかんねーって。お前、早く寝ろ」


勇人に言われ、布団に潜り込む紗織は、丸まって動かなくなる。


んっ······あんっ······


「いつもは夜だけど···朝も···なっ?」


勇人は、固くなった下半身に京子の手を添え、


「ほんとだ。ねっ、産んでいいよね?あたし達の赤ちゃん」

「あぁ。紗織は?知ってるのか?」


京子を裸にし、乳房に吸い付きながら問う勇人は、いつか紗織を食べてみたいと思い始めていた。


「んっ···まだ···。言ってもわかるかどうか···」


隣で紗織が寝てるのにも関わらず、愛を確かめ合う勇人と京子。


「お前、濡れるの早すぎ···」

「えっち···あぁっ!」


ひときわ高く啼き、勇人を受け入れる京子は、勇人の背中に手を回す。


「京子···いいよ···」


掛け布団を剥ぎ、京子の両足を大胆に広げ、突く勇人は、チラッと隣で寝ている紗織に目をやり、声を上げそうになった。


『こいつ、いつから見てた?』


布団の隙間から、声を上げず浸すら見続ける二つの眼差し。


「京子?啼いて···んっ!」


勇人が、強く奥まで突くと京子は、身体をくねらせ、あぁっと声を上げる。


「もっとだ、もっと···。声でイキたくなった」


 勇人は、紗織に見せつけるように激しく腰を動かし続け、その度に京子は声高く啼く。


『おいおい。いつまで見てんだよ。ガキが···』


と思う反面、逆にそれが刺激になり、


「京子、イクぞ。イクッ!」


熱く白く濁った液を京子の中に放ち始め、ジュパジュパ音を立て、唇に吸い付く勇人。


「もぉ、あたしまだイケてないのにぃ!」


残念がる京子だったが、


「でも、あんまり激しくなるとね···」


真っ平らな下腹部を触りながら、勇人の腕に抱かれる京子は、落ち着いてきたのか、


「んぅ、あと少し寝よ!」


勇人の胸に抱かれ、小さく欠伸をした。



数時間後···


「ほら、早く食べなって。紗織。あんたこれ好きでしょ?」

「うん···。でも···」


紗織の目の前にあるのは、白米と生卵と醤油だが、京子と勇人の前にあるのは、目玉焼き。


「お前、これがいいのか?」


勇人が目玉焼きの皿を見せ、紗織が頷く。


「食うか?」


激しく首を縦に振る紗織に、


「だめよっ!あんた、おねしょしたんだし!」


止める京子だったが、


「じゃ、今日だけだからね!もぉっ」


朝の行為で機嫌がいいのか、勇人と皿と生卵を交換し、紗織は醤油をかけて、


「お前、それじゃ、しょっ···」

「げっ···」


美味しそうに食べ始めた。


「「······。」」

「ごちそうさまでしたっ!」


食べ終えた食器

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