第213話 『弦楽四重奏曲第2番 《内緒の手紙》』 ヤナーチェク
ヤナーチェク先生(1854~1928)の亡くなる半年ほど前の作品。
もう、良いお年ですが、あいかわらず、恋をしていた真っ最中で、その相手のご婦人には600通に上るお手紙を書いたのだとか。(どっちも、配偶者あり。)
亡くなった時にも、この方が付き添っておられたようです。(シュテスロバ夫人とおっしゃいます。)
70歳を超えております。(やましんだって、60歳とっくに超えてますから、あまり違わない。)
しかし、上には上があり、ゲーテ先生などは、80歳超えても、大変だったような。
《おじいさん、まだ女の子ですか》
とは、ゲーテ先生ご自身のお言葉らしい。
ま、このあたりは、またく、やましんには、縁のないことがらです。
そこで、それが影響しているのか、この曲、おもしろい!
一筋縄では行かないといえばそうなのですが、最後の楽章なんか、もう、ダンスしちゃいたいくらいな音楽になります。
第1楽章冒頭から、ヤナ先生独特のウルトラ回転音型(やましんの勝手な言い方)が出てきますし、なんとなく、お顔からしても、仁王様のようで、怒りに満ちた音楽がお得意と感じやすいですが、なかなか、繊細なところもあり、こうした室内楽でも、すごくおもしろいです。
第1番『クロイツェル・ソナタ』のほうが、近づきやすい気もしますが、終わり方が、なんか、意味深だ。
こちらは、決然と終結するので、そういう意味では、分かりやすいです。
やましんが聞いているのは、古いLPで、スメタナ四重奏団によるもの。
《弦楽四重奏曲》という分野は、いささか、マニアックな領域と感じるむきもあるかもしれませんが、どうして、たいへん楽しいです。
秋には、弦楽四重奏を聞こう!
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