第172話 リート『金のあるばかもの(いつわりの世)K.474』 モーツァルト

 いやあ、モーツァルト先生にそう言われると、必ずしも笑えないのです。


 モーツァルト先生、好調な時期には、数千万円に昇る年収があったはず。


 と、言われます。


 でも、それを上回る支出があり、結局、赤字財政に陥ってしまう。


 むかしから、奥さんのせいにされていた感じがありましたが、実際のところは、ご本人の金銭感覚の問題であったようです。


 いったい、何に、大金を注ぎ込んでいたのか?


 一説では、やはり、賭け事であろうと。


 お酒も、女の子も、ばくちも大好きだったともいわれます。


 しかし、一方で、じつは、すごい仕事人だったとも言われます。


 きっと、両方とも、其なりに真実だったのでありましょう。


 歌詞を書いたのは、クリスティアン・フェーリクス・ヴァイセさんと、おっしゃるかた。


 遊び人の彼女が、大金持ちに引かれて結婚したけれど、ついてくるのは、後悔ばかり。


 こうなったら、みんなでだましあおうぜ!


 おしまいの方は、ちょっと歌詞が難しくなって、よくわからなくなります。


 でも、音楽は、じっつによくできております。


 大変楽しい、よい旋律で出来ている歌曲。


 なお、お金と芸術のかかわりあいについては、やましんごときが、ごたごたと申し上げる筋のお話では、ありません。



 ・・・・うき 💰💰💰 うき・・・・・


    

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