第152話 『ピアノ・ソナタ』 リスト
いやあ、何も書く気にならない、ただ無気力な日が続いております。
お空も、晴れた! と思ったら、すぐに暗~くなって冷たい雨が降り出すし、あったかいんだか寒いんだか、はっきりしないです。いやあ、寒いです。
このままおしまいにした方が楽だよな、きっと。
と、川沿いを歩いてみるが、大雨じゃない時は浅すぎて用をなさないなあ。
なんだか、虚無の空間が、おいでおいでしているような感じ。
なんて、思いつつも、それでもとにかくなにか書かなきゃ、時間がもったいないぞ。
なんだか、この泥沼状態をぶっとばす音楽はないモノか。
尋常じゃない音楽じゃないと、そんなことできないぞ。
で、思いついたのがこの曲。
尋常な音楽ではないです。
1853年に完成された作品で、もともとシューマン先生から『幻想曲ハ長調』を贈られた返礼として書かれたもの。
もっとも、シューマン先生は楽譜を受け取る前に『投身自殺』を図って、間一髪救出されましたが、病院に入院してしまっておりました。
むむむむ、ここにも『自決』がやましんに付いてまわってきたか。
この作品、むかし、ホロヴィッツ先生(「ウラディミール・ホロヴィッツ先生(1903~1989)はウクライナ生まれ、アメリカで活躍した大ピアニスト。晩年には日本にも来たけど(1983年)、よれよれ演奏だったので評価を落とし、それでは気が済まないと、万全の調整をしたうえで再来日(1986年)。ようやく今度は面目を保った。年齢を考えたら、むしろ信じがたいことです。奥さんは指揮者トスカニーニさまの娘さん。二人で登場したテレビインタビューは、やましんの度肝を抜いた。)の18番だったことからも、当然ながら、すさまじい超絶技巧を伴う作品でありますが、形式的にも型破りで、単一楽章のなかに、さまざまなおいしい具材をごった煮して、複雑に盛り付けた音楽で、いったいどういう形式になっているのか、しろとには大変に分かりにくいものなのであります。
全体を大きなソナタ形式と見るのが、分かり易そうな気もしますが、どうも、すっきりとはいかないです。
それより、全体を3つくらいに輪切りにして、さらにその中を分類した方がよいのかもしれませんが、頭がごちゃごちゃになって、聞きながらそうしようというのは、なかなか難しい。
というのが、全曲を貫通している主題があるので、どうも、そうした伝統的な解釈は通じにくそうだ。
巨大な複数の主題を持つ変奏曲の様な感じと見た方が分かりやすいかも。
と、思ってみても、すきりとはいたしません。
考えてる間に、自決する瞬間が無くなりそうなのは、目論見通りかも。
******** うき 🎹🎹🎹 うき ********
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