第60話 『トレ・ジョリ』 ワルトトイフェル

『スケーターズワルツ』や『女学生』で大変有名な、ワルトトイフェル先生


(1837~1915)でありますが、やましんが小学生時代から大好きだったのが


この曲。


 ただし、元曲ではなくて、歌が付けられた、唱歌のような感じの曲になっていま


したけれども。


 題名は『春の川で』、作詞は、青木 爽 さま。


 原曲の最初のワルツと、その続きの部分をうまく利用して、とてもよいお歌に


なっています。


 これもたぶん、NHKの歌番組などで使われて、ずいぶん憧れながら聞いていたん


じゃないかと思います。


 ボーイソプラノだったやましんは、放送に登場する合唱団の子供たちが、憧れの


的だったのです。


 あの舞台に立つことなんか、夢のまた夢でしたが。


 でも、そのころから、妄想の中でお話を作っては、自分だけで、楽しんでいたの


です。


 それが、今につながっていると言う訳なんですね。 


 こうした憧れのおうたが収録されていた楽譜集は、現在も宝モノであります。


 『トレ・ジョリ』は『とてもかわいい!』と、いうくらいの意味らしいです。こ


れはしかし、動きを伴った形容詞なんでしょう。スカートがひらひらとひるがえる


様子とか・・・ある意味、ちょっと純粋な妄想気味なお言葉かと。




 ************ るん 🌅 るん ************

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