第3話 秘密倶楽部

 猟奇小説家が開催する秘密倶楽部へ行った。

「最近は規制が厳しくてね、簡単に登場人物を殺せないんですよ。だから人でないって『設定』にしてるんです」

 小説家がナイフを渡してきた。

「あなたもリアルな描写が欲しいんでしょ? 大丈夫、アレは人じゃない」

 示す先には縛られた女性が……。

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