異世界転生!
神田洋
1.序文
はじめに断っておくと。
この話には、異世界転生する主人公など出てこない。
なるべくこの話が、他のよくある話に埋もれて人の目に触れなければいいと思って、タイトルや基本情報なんかを書いた。
読まれたくないなら書かなければいいと思われるかもしれないが、こうしてインターネットの世界に残しておけば、いつか私と同じ悩みを抱える人が読んで不幸を回避するかもしれない。
だから、書くことに決めた。
────
この話は、私が私の中に眠る殺人欲求と付き合ってきたこれまでの人生を綴るものだ。
読みたいなら読んでもらって構わないが、もし読んでいる途中で不快な気分になったら、すぐに読むのをやめて欲しい。
書き始めようとは思うが、何から話せば良いのか分からない。
とりあえず、こういう書き出しはどうだろう。
この話を書いている私、神田洋は小学生高学年の頃からずっと殺人欲求を抱えていた。
人を殺したくない日はなかった。
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