第18話:若手移住者の増加作戦(202301-202306)

 市長から若手の大家族を誘致促進の為の予算で1000万円を立てたので具体策を

考えて欲しいと言われた。そこで先着15家族に限り、子供が3人以上の大家族には家賃3万円を18ヶ月間、補助し、加えて、子供の医療費と保育費用を半額補助する助成策を考えた。その他、先着40人に限り、40才以下の夫婦または、女性の全ての移住者に月2万円、独身の男性の場合は、月1万円の住居費の12ケ月負担する助成策を考えた。 


 この地域では近くに日帰り温泉があり大人(中学生以上)400円、小学生未満は

無料と超格安で温泉に入れる。また車で20分行けば漁協の魚直売所があり新鮮な魚が格安で手に入り、有名な大山を近い。SIN労災病院、TR医学部付属病院も近い。地域主体の進学塾や、ソフトウェア塾、レンタル・インターネット・オフィスの話も載せ、高速バスで岡山2時間強。神戸も3時間ちょいでいけるなどの地域の特長を移住者誘致のパンフレットにし、町のホームページに移住応募のアドレスを載せた。


 今年の12月~来年の3月末日までの期間で募集開始した。12月に10件の問い合わせがあり8件が応募してきた。1-3月で10件応募してきた。合計18件の応募で先着16件として残りの3件をキャンセル待ちとした。4-6月が移住期間で、途中に3家族のキャンセルがあり全部で15件となった。内訳は子供が48人、両親30人の合計78名。毎年1千万円なら毎年、予算を立てるようにしたいと市長の意見であった。


 7月2日に市民公会堂で市主催で移住者歓迎パーティーを企画した。当日は移住者78名全員が集合し移住を歓迎する催し物や食事が出された。移住者の口からは景色がきれいで、医療施設や学校もあるし3LDKのアパートもすぐ見つかり助かったとの意見が多かった。関西方面、岡山、首都圏の人も、新幹線の駅まで二時間ちょいでいけるし、空港も近いので帰郷も便利だと総じて好評。


 仕事は自営と保母、看護婦の人が8人おり残りの22人を海津が道の駅や塾職員として雇う事にした。移住家族は共働きで保育園に預けて働ける環境が整っており心配の声はなかった。翌年も若手の大家族を誘致を昨年と同じ条件で実施すると募集定員15家族を募集期間3ヶ月で、20家族の応募があり今年は子供の数と両親の年齢と移住の動機で優先順位を決め、抽選にもれた移住希望家族をキャンセル待ちとした。

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